持ち歩きにiPadは便利です。
PCを持ち歩くよりも軽いことが多いですし、SIM搭載モデルなら単体で通信も可能です。
電池の持ちもかなり優秀です。
しかし業務をする上で、Windows機が必要となることがあります。
そんなとっさの時にでも、iPadからWindowsを使えるようにしておく。
さらに、ある程度使い勝手が良い形としておく。
そんなことが実現できるようになりました。
追記情報
2020/03/25追記
当記事はiPadOS13.0から利用可能になった「アクセシビリティ」におけるマウス操作を利用しています。その後、iPadOS13.4が正式リリースされ、iOSがマウス・トラックパッドに正式対応しました。
リモデスにおける使い勝手をあらためて確認した記事は下記となります。
Appleが頑なに拒否していた、iPadにおけるトラックパッド・マウス対応。 iOS13.0にて、アクセシビリティとしてマウスが使えるようになったのは話題になりましたが、 iOS13.4で、シレっと正式にトラックパッド・マウスに対応[…]
2020/04/13追記
時節柄?か、「iPad Windows」で多数のアクセスをいただいております。
利用している動画を作成しましたので、イメージアップにご利用ください!
(当ページ下部にYouTube動画を貼り付けております。)
2020/06/01追記
ついに「Microsoft リモートデスクトップ」アプリがマウス・トラックパッドに正式対応しました!
これで完全版です。
早速動作確認いたしましたので、ご確認ください。
iPad Pro(2020)と同時に発表された「iPad Pro Magic Keyboard」が発売されました。 そして「Microsoft リモートデスクトップ」アプリがトラックパッド等に正式対応しました! (2020/06/0[…]
2020/12/01追記
iOS14、リモデスアプリのバージョンアップにより、より使い勝手が上がりました。
あらためて、操作感を動画にまとめましたので、ぜひご参考ください。
(当ページ下部にYouTube動画を貼り付けております。)
利用環境
iPadからアプリ「Microsoft リモートデスクトップ」を使い、ネットワーク経由でWindows機にアクセスします。
iPadには(物理)キーボードとマウスを接続します。
マウスを使うことで、かなりWindowsライクな使い方ができるようになりました。
端から見ると、iPadでWindowsが動いているように見えます。笑
※マウスの設定で自爆しましたので、同じハマりをしないようご注意ください。
お粗末な話ではありますが、自爆してハマりましたので解消方法を残しておきます。 [adcode-start] 発生事象 iPadにマウスと(物理)キーボードを接続して、キーボードから文字入力をしたところ、一部の文字が入力できない事象[…]
自分の場合、持ち歩くのは「iPad本体(セルラーモデル)」「Smart Keyboard Folio」「マウス」「Apple Pencil2」の4つになります。
決して軽いわけでは無いですが、本体のみで通信ができる、ペンも使える、と言うのはMacにはない特徴だと思います。
補足
ついにトラックパッド、キーボード一体型の「iPad Pro Magic Keyboard」が発売されましたね!
入手いたしましたので、当リモデス方法の使い勝手をあらためて検証中です。
以下は「iPad Pro Magic Keyboard」のファーストインプレッションです!
iPad Pro(2020)と同時に発表されたものの、発売がズレこんでいた「iPad Pro Magic Keyboard」。 2020年5月発売予定でしたが、4月17日に突如として予約開始。 もともと所有していたiPad Pro(20[…]
設定方法
iPadの準備(アプリ)
「Microsoft リモートデスクトップ」アプリをインストールします。
そして、該当のWindows機への接続設定を行います。
マウスの操作は「タッチ」形式を選択ください。(マウスではなく)
これは、iPadのマウス操作は「タッチ」の代替となるためです。
iPadの準備(キーボード)
物理キーボードを使う方が良いです。
画面上にキーボードを表示して使うこともできますが、画面半分ほど占有してしまいますので、相当使いづらいです。
iPadの準備(マウス)
表立ってはアナウンスされておりませんが、iOS 13から「アクセシビリティ」の機能の1つとしてマウスが使えるようになっています。
ただし、マウスそのものと言うよりは「タッチ操作の代替」という位置づけになっています。
そのため、右クリックという概念がなかったりと、ちょっと癖があります。
ボタン1(左クリック)に「シングルタップ」を割り当て、ボタン2(右クリック)に「メニューを開く」といった形になります。
(そもそも、iPadで右クリックという概念がありませんが。)
マウスはUSBでもBluetoothでもどちらでもかまいませんが、Bluetoothの方が無線で接続できますのでスマートです。
私は、愛用しているLogicoolのMX Masterを流用して使っています。
※MX Masterは3台までペアリングを記憶でき、任意の接続先に切り替えられますのでとても便利です。
※「リモートデスクトップ」アプリのバージョンアップにて、解消しました!普通に右クリックが利用できます。
iPad Pro(2020)と同時に発表された「iPad Pro Magic Keyboard」が発売されました。 そして「Microsoft リモートデスクトップ」アプリがトラックパッド等に正式対応しました! (2020/06/0[…]
Windowsの準備
Windows側がリモートデスクトップを受け付けられるよう、許可設定をします。
Windows10標準では、Windows10 Proでないとリモートデスクトップが使えませんのでご注意ください。(Windows10の機能制約)
<Windows10 Pro(バージョン1909)の場合>
設定>システム>リモートデスクトップ
にて、「リモートデスクトップを有効にする」をONにします。
※場合によってはセキュリティソフトがリモートデスクトップをブロックすることがあります。
その場合は、TCP 3389番ポートを開放するようにしてください。
その他
外部からアクセスする場合、ルータのファイヤーウォールでブロックされることもあります。
ルータも通過できるようにしてください。
(詳細不明な場合は管理者にお問い合わせください。)
なお、弊社の場合、VPNを使った接続をすることでセキュリティーも担保しています。
使い勝手
概ね普通に使うことができます
ちょっとした作業をこなすだけ、と言うレベルであれば充分実用的です。
ガツガツと文字入力をする、といったケースではストレスを感じるかもしれません。
使い慣れた環境に接続できる
基本的には普段使っているマシンに接続することになると思います。
各種設定などを使い慣れた環境であるため、生産性が上がります。
また、クラウドストレージなどを使わなくても、普段のデータそのものがある環境になりますので、データのデリバリーを意識しなくてもよくなります。
セキュリティ面が高くなることが多い
リモデスの特徴の1つではありますが、物理的にマシンを持ち運ばないため、iPadを紛失した場合でもWindows機は無事です。
iPadのカメラをWindowsで利用できます
これは「Microsoft リモートデスクトップ」アプリの機能となりますが、
iPadのカメラをWindowsから普通に利用できます。
もちろんビデオカメラとしても使えます。
注意点
(物理)キーボードにファンクションキーがありません
F7でカタカナに変換する、といったことができません。
というよりもiOSとしての文字入力となります。(WIndowsのIMEを使うわけではありません。)
画面上にファンクションキーを表示して使う事はできますが、画面の半分を占有するため、使い勝手は著しく悪いと思います。
※文字入力時にファンクションキーとして使うことはできません。
また、物理的にキーがあるApple純正のキーボード(Magic Keyboard)を使ってみましたが、iOS自体がファンクションキーの概念がないため(Windowsで期待するファンクションキーの動作としては)使えませんでした。
右クリックに操作の違いがあり
左クリックを長押しで右クリック相当の動きになります。
慣れるまでは違和感はあると思います。
※「リモートデスクトップ」アプリのバージョンアップにて、解消しました!普通に右クリックが利用できます。
iPad Pro(2020)と同時に発表された「iPad Pro Magic Keyboard」が発売されました。 そして「Microsoft リモートデスクトップ」アプリがトラックパッド等に正式対応しました! (2020/06/0[…]
通信環境に左右されます
リモートデスクトップの仕様となりますが、ある程度快適に通信ができる環境でないと遅延が激しく使い物になりません。
また、通信量もそれなりに多いため、SIM接続であれば注意が必要です。
画面の描画が変わる頻度にもよりますので、お試しいただきながら使用量を見極めていただくのが良いかと思います。
iPadがトラックパッド・マウスに正式対応することで、使い勝手向上か!?
iPadOS13.4(2020/03/25リリース)にて、トラックパッド・マウスが正式対応しました。
使い勝手は下記記事をご参照ください。
Appleが頑なに拒否していた、iPadにおけるトラックパッド・マウス対応。 iOS13.0にて、アクセシビリティとしてマウスが使えるようになったのは話題になりましたが、 iOS13.4で、シレっと正式にトラックパッド・マウスに対応[…]
リモデス利用情報
2020/04/13追記
iPadからWindowsを操作している利用動画を作成しました。
雰囲気をご参考ください!
2020/06/01追記
「リモートデスクトップ」アプリのバージョンアップに伴い、マウス・トラックパッドに正式対応しました。
使い勝手が向上しております。
iPad Pro(2020)と同時に発表された「iPad Pro Magic Keyboard」が発売されました。 そして「Microsoft リモートデスクトップ」アプリがトラックパッド等に正式対応しました! (2020/06/0[…]
2020/12/01追記
iOS14、リモデスアプリのバージョンアップにより、より使い勝手が上がりました。
あらためて、操作感を動画にまとめましたので、ぜひご参考ください。
おまけ
生産性向上のアプリ!
iPad、iPhoneのみならず、WindowsやMacでも同期ができるMemoアプリ「Simple Memo-Ultimate-」をリリースしております。
Memo内容は、なんとAppleWatchでも参照可能です!!
究極のシンプルテキストエディタ iPhone, iPad, Apple Watch ダウンロードする (AppStore) 究極のシンプルテキストエディタ iPhone, iPad,[…]
iPadを買う?Macを買う?Windowsを買う?
何をモバイル端末として選択するか迷った場合の簡単な比較をしました。
ご参考くださいませ。
先日のiOS13.4のリリースに伴い、iPadでトラックパッド・マウスが正式に利用できるようになりました。 となると、当然、(再度)思いつくのが「iPadはPCの代わりになるか?」ということです。 ※以前からiPad Proは「PC[…]
Windows操作向上のヒント
リモデス上では使えないショートカットキーもありますが、作業スピードを上げることは相当な生産性UPとなります。
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