ついに発売された、M1系の最強Mac「MacBook Pro(M1 Max)」。
ずっと追い求めていたハイスペックMac。
今までMac mini(M1 16GB)をメイン機として利用していましたが、こちらに変更しました。
1ヶ月以上メイン利用しましたので、製品レビューをいたします!
(ひとこえ、大満足です)
満を持して登場した、まさに「Pro」と呼べるスペックの「MacBook Pro M1 Max」。 Appleの発表会直後に予約開始する、という噂もあり、珍しく深夜2時からのオンラインストリーミングを見ていました。 そして、噂通り[…]
MacBook Pro(M1 Max) 14インチ
2021年10月に発表された、Appleシリコン M1の上位スペックマシンです。
購入したマシン(レビューマシン)は、以下のスペックです。
SSD以外は最高スペックのものです。(¥409,800- 税込)
- MacBook Pro(M1 Max) 14インチ
- 10コアCPU、32コアGPU、16コアNeural Engine
- 64GBユニファイドメモリ
- 512GB SSD
※M1 Proだと「4画面出力」ではなく「2画面出力」となりますのでご注意ください。(DisplayLink等を用いない場合)
気に入った点
6画面表示の生産性は圧巻
Mission Controlによる画面切替ではなく、画面そのものを表示しておけるのは生産性が抜群です。
画面切替による微妙な細切れ時間がなくなることで、こうも違うのかという感触です。
メインの作業エリア、メール、ファイラー、カレンダー、メモ、Google Analyticsなど、切替なしで使える・見れるのは、ノンストレスです。
行う業務や気分によって増減しますが、Max状態だと6画面フルパワーで戦います。
6画面というのは、MacBook Pro本体 + 外部出力4画面 + SideCar(iPad Pro)です。
MacBook Pro -> Dock(1) -> 2ディスプレイ
MacBook Pro -> Dock(2) -> 2ディスプレイ + SideCar(WiFiではなく、安定する優先接続)
このためだけでも、当マシンを購入したかいがあったと感じます。
※超広角レンズでないと撮れなかったので、写真の端ほどサイズが歪んでます。
右から3枚はしっかりと考えて購入しましたが、左3枚(本体含む)は「アリモノ」で表示しています。
改善の余地ありだとは思いますが、さすがにこのフルパワーを使うことは少ないので、ヨシとします。
普段はMacBook Pro本体はクラムシェルモード(閉じた状態)とし、4枚 or +iPad で利用しています。
- 中央のメインディスプレイは42.5インチ4K。(スケーリングなし、等倍で利用)
- 右2枚は、EIZOの24.1インチ(1920×1200)を縦に配置
- 左はiPad Pro 12.9インチ
- その右下は、モバイルディスプレイ14インチ 4K(スケーリング利用、利用しないと小さすぎて文字が読めません。)
- その上がMacBook Pro本体
大きなディスプレイ3枚とかでも代替できそうですが、ディスプレイで空間が分割できますので、ウィンドウやアプリの配置の自由度が高いです。
Misson Controlで画面を移動した場合、当然、その画面のウィンドウが全て切り替わってしまいます。
パワー不足は全く感じない
正直、今までのメインマシンMac mini(M1)で、性能自体への不満はありませんでした。
あまりに普通に使えておりますので、記事にするのを忘れていました。笑 「M1 Mac mini」、16GBモデルにカスタマイズしたため入手するまで時間を要しましたが、無事に12月初に手元に届きました。 メインマシンの置き換え、とい[…]
しかし、ディスプレイが2台しか使えないのは、致命的ではないにせよ、多少イマイチなところでした。
今回、上述のようにMax 6画面となり、さらにパワーが必要となるはずですが、それでもパワー不足は全く感じません。
これは素晴らしいことですね!
自分の中ではかなりアプリを起動しっぱなしのつもりですが、30〜40GBの使用でおさまっています。
(常々、20〜30GBの余裕がある状態)
逆に言うと、32GBモデルだと完璧ではなかった、というところでしょうか。
画面が多い分、起動しっぱなしのアプリが増えました。
ベンチマーク情報自体は、評価されている各種サイトがございますのでそちらを参照ください。
処理性能に対するコスパを気にされる方は、よほどでない限りM1 Maxはオーバースペックかと思います。
(使いこなせません・・・)
ファンもほぼ回らない
起動直後は回っていないことが多いです。(0rpm)
6画面で使っていると回り始めるようですが、ファンの音は感じません。(2300rpm前後でずっと推移しています)
なお、ツールを使ってフル回転(約6000rpm)させると、はっきりと音は聞こえます。
ただし、個人的にはそこまで耳障りな音には感じませんでした。
繰り返しになりますが、通常利用でファンの音を感じたことはないですね。
なかなかスペック表では判断できない部分ですが、実は大切なポイントです。
「ファンが回る=フル性能で発揮できなくなる」ということですので。
拡張性UPは嬉しい
SDカードが挿せるのは嬉しいですね。
Dockやハブを選択する際の転送速度を気にしなくてよくなりました。
外出時にHDMI接続を利用したことはまだありませんが、あると安心なのは間違いないです。
キーボードに不満はなし
TouchBarがなくなり、普通のキーボードになりました。(TouchID付き)
が、今までMacBook Air(M1)を使っていましたので、特筆するほどの大差はありません。
ファンクションキーの列が大きくなっていますが、操作感は何も感じませんでした。笑
TouchID自体、AppleWatchが代替してくれますので、ほぼ使いません。
画面もキレイ
ProMotionに対応した画面。
もちろんキレイなのですが、今までのMacBookも十分キレイでしたので、違いはほぼ分かりません。
そもそも視力が悪いので・・・参考にならないかと。笑
残念な点
スリープ復帰時のディスプレイ表示がイマイチ
こいつがなんとかできたら、、、完璧なのですが・・・
スリープからの復帰時、それぞれの画面の認識タイミングがそろわず、スリープ前の状態に完全に戻らないことがあります。(戻ることもあります)
ディスプレイや間にあるThunderbolt Dockとの相性問題もあるでしょうし、完璧にするのは難しいのかもしれませんが、純粋に不便です。
マシンの問題というより、OSの問題でしょうか?
本当になんとかしてほしいです・・・
利用中は全く問題ありません。
GPUをフル活用できず
こちらは私の使い方の問題ですが、GPUをフル活用するケースはほぼ皆無です。
動画編集ソフト「Adobe Premiere Pro」を使ったりする際は活用できますが、機会はまれです。。
見た目は、過去モデルの方がよかったかな・・・
持った感じ、なんとなく、やぼったい気がします。
性能や拡張性が高い方がよいので問題ではないのですが・・・
Wraplusというスキンシールを貼ることで、少しかっこよくなりました。
なお、外出時にMacを持ち出す時は、MacBook Air(M1)を使っています。
外出中に利用するという意味での性能に問題はありませんし、こちらの方が電池持ちもよいです。
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本当にちょこっと外出する時は、さらに軽いこちらのWindowsマシンを使っています。
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ノッチはクソ
ノッチはダメですね。
「黒い部分が気になる」というのは慣れるかもしれません。
しかし、右上に表示しているアイコンの使い勝手が致命的です。
ノッチ部分に重なると、なんとアイコンが使えません。
1Passwordや音量調節など、必要なアイコンを配置しているのですが、操作することができません。
必須のアイコンは「コマンド+ドラッグ」で右寄せしておくことで、ハマりをなんとか回避しましたが、それでもノッチに重なったアイコンは使えません。
これ、構造欠陥だと思うのですが・・・
※Windowsのタスクバーみたいに、プルダウンでリスト表示できるようにすればよいだけなのですが。
Thunderboltが4つ→3つ
今のところ、実用上問題があるわけではありません。
が、上位モデルのMacBook Proは4ポートでしたが、今回は3ポート + MagSafe充電コネクタ になりました。
Dockやハブを利用しない時に「お、挿せないぞ。」となった時がありました。
ちなみに、DockからThunderboltで給電しているため、MagSafeは使っていません。
評価
評価:★★★★★
これぞ、高額に値すると感じました。
過去、Intel Core i9モデルのMacBook Proを大枚をはたいて購入したことがありますが、排熱問題に悩まされました。
正直、今でも詐欺製品だったと思っています。(実用的には、Core i7モデルと誤差レベルのパフォーマンス)
メインで使用している「MacBookPro2018 15インチ」ですが、「文字入力に極度の遅延が発生」「時折マシン全体が重い」「CPUファンが回りっぱなし」という症状に悩まされるようになりました。 「排熱の問題」である感はありますが、[…]
過去数年間、性能を追い求めて買い直してきました。
しかし、ついに「必要十分」となるメインマシンが手に入った気がします。
さらなるハイエンドマシンが発売された時に、買い換える必要があるのか・・・?は、今のところ必要な用途が思い当たりません。
本気の処理性能(動画変換?)の必要姓がない限り、据え置きマシンとしてほぼ買い直す要件がないと感じます。
※持ち運び用のMacBook Air(M1)のバージョンアップ版(M2?)が出たら、内容によっては検討すると思います。
通常のビジネス用途で使うのであれば、M1で十分。
据え置きマシンとして、多数のディスプレイを使う or 動画変換なども行う、というのであれば、M1 Pro or Max も検討、がよいかなと感じました。
おまけ
MacBook Pro(M1 Max)に関連して私が利用しているグッズたちです。
よりよい環境構築のご参考になりましたら幸いです。
2021年、久しぶりにMacBook Proの外観が変わりました。 画面もより大きくなってよいことですが、1点困りごとがありました。 それは、「覗き見防止シート」をどうしようか、ということでした。 機密情報も扱うマシンですので[…]
いつも、ノートPCには「PCスタンド」を装着しています。 肩こり対策としても優れていますし、キーボード入力もやりやすくなります。 この辺りのグッズですね。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https:/[…]
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