【活動レポート】日経STUDYUMセミナー スペシャリティをもって生きる~42歳で大企業を飛び出した男が伝えたいこと

日経新聞購読者向けの日経STUDYUMセミナーに参加させていただきましたので、そちらのレポートとなります。

日経STUDYUMセミナー スペシャリティをもって生きる~42歳で大企業を飛び出した男が伝えたいこと
2019/09/04(木)開催 @東京・SPACE NIO(スペース ニオ)

日経STUDYUMは、2023年11月1日よりClub NIKKEIとして、生まれ変わりました。…

主に自分が理解した要約と、考察になります。
講演者自身の意図等と異なる可能性がございますのでご了承ください。
また、自分の曲解、誤認等もあるかと思います。当情報をご利用された上での損害等に責任は負いませんのでご了承ください。

なお、講演者様、講演企業様と弊社の直接の関係はございません。
ご興味やご質問がある方は、直接コンタクトください。

スペシャリティをもって生きる~42歳で大企業を飛び出した男が伝えたいこと

株式会社デジタルガレージ
執行役員 チーフデータオフィサー 渋谷直正氏

2019/3までJALに17年間勤務され、デジタルガレージのCDOに就任。
そうした転職のご経験から「私が大企業をやめた理由」と題して「個人的な見解」として大企業を分析された内容である。(決して、JALを非難しているわけでも、この内容が正しいというわけでもない、ということです。)

※なお、下記の「大企業」とは「古典的な日本の大企業」とほぼ同義です。

  • スペシャリスト vs 総合職

「やりたい仕事の課長補佐」「やりたくない仕事の課長職」。
あなたなら、どちらを選択しますか?

出世するなら「やりたくない仕事の課長職」が正解。
でも、何で偉くなりたい?
やりたいことを捨ててでも偉くなるべきもの?
そこまで年収に差が出ないのに、会社の「S」ランク評価を取る意味って何?(さぼった方が得だよね?)
そして、それって転職した場合でも価値があるものなの?(大企業の部長は、生え抜き社員がほとんどですよね。)

大企業の社員は、なぜ全力投球して働けない?
それは、やった方がよいと分かっていても、本人にやるメリット(報酬など)がないためだ。
また、成果を出したからと言って一部の人間に大きな報酬を与えてしまうと、他の社員の士気が下がる。(1.5倍の給料もらっているのだから、アイツにさせればいいじゃん、と。)
そのようなことはできないのだ。

大企業は「No」がデフォルト。
大企業で好きなことをして勤めていくのは難しいものである。
制度として、そのようになっているのだ。

大企業で出世するには「プロの総合職」となる必要がある。
また、スペシャリストのキャリアパスとして「ゴール」と言えるような役職がない企業がほとんど。

そうした状況をふまえ、キャリアをどう選択していくか、である。(なお、転職を薦めているわけではない。)

  1. プロの総合職になる
    仕事に面白見を見いだそうとしてはダメ。仕事はお金を稼ぐ手段と割り切って働く。
    運命は人事部に握られる。会社が倒産したらどうする?定年後はどうする?といったリスクを抱える。
  2. 大企業に寄生して生きる
    言われたことだけはやっておき、クビに合わないように働く。
    リストラされたらどうする?定年後はどうする?といったリスクを抱える。
  3. スペシャリストとして生きる
    好きなことで勝負することが大事。そうでなければ、絶対に続かない。(嫌いなことを何日も徹夜できないですよね?)
    QoL(自分自身としての生活の質)が上がるのは間違いないが、不安定、というリスクを抱える。
    そのスキルが世の中で不要になるかもしれないし、スキルレベルがついていけなくなるかもしれない。

感じたこと、思ったこと

自分自身、大企業からの独立を目前にしております。
タイミングよく、興味深いタイトルで日経STUDYUM様からセミナー案内が来たので参加させていただきました。

自分の中でも感じていたことをお話されており、また、非常にうまく内容をまとめられており、自身のまとめとしてもとても有意義な内容でした。

スペシャリストとして生きるか、仕事はお金を稼ぐ手段として割り切って生きるか。
私もそう考えた時に、スペシャリストとして生きていく道を選択しました。

「定年した後、何をして生きていくの?どういった人と共に生きていくの?」
「今、自分が死んだとしたら、後悔しない?」
「サラリーマンではできないスピード感で仕事をしたい」

などの想いから、独立を決めました。
※もっとたくさん要素があり、もっと多面的に考えて決断しましたが。(そういった話はまた後日・・・)

「やりたい仕事の課長補佐」「やりたくない仕事の課長職」。
あなたなら、どちらを選択しますか?

この質問に対して挙手で尋ねられましたが、会場は(見た感じ)半々くらいの割合でした。
このようなセミナーに来られる方でも、そういった比率なんだな、と思いました。(良し悪しではなく。)

渋谷様もおっしゃっていましたが、「若手にこういった話を伝えていきたい」ということ。
(大企業の先輩は絶対に教えてくれない。というか、教えられない。)
私も大企業に所属するのは残りわずかな時間でしかないですが、若手に伝えていきたいと思います。

いずれにせよ「自分自身でしっかりと考えて」「自分自身で選択して」生きていくことが大事なことだ、と改めて感じました。
また、こういった外部(会社の外)に積極的に出ていくのはとても大事だと感じました。

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