何がキッカケで発見したのか覚えていませんが、10インチサイズの高性能PC「One Mix4」というものを発見し、購入にいたってしまいました。
聞き慣れないPCかもしれませんが、かなり満足度の高いマシンです。
しばらく使用しましたので、製品レビューいたします。
One Mix4とは?
「ONE-NETBOOK」という中国メーカーのPCです。
10.1インチというサイズにも関わらず、ハイスペックな性能を持つPCです。
10.1インチで最新のIntel Core i7(11世代)を積んでいるようなPCはほぼ見当たりません。
(10.1インチというサイズ自体がほぼ皆無)
日本の正規代理店もあり、購入について大きく不安な要素はないかと思います。
(キーボードも日本語配列版があります)
通常版とプラチナ版がありますが、購入したのはプラチナ版の方です。
大きさを考えると、申し分の無いスペックです。
プロセッサ | 第11世代インテル® Core™ i7-1160G7プロセッサー (最大4.4GHz, インテル® スマートキャッシュ12MB) |
グラフィックス | インテル® Iris® Xe Graphics (96EU) |
メモリ | 16 GBオンボード (LPDDR4x) |
ストレージ | 512GB M.2 2280 PCI-e NVMe |
ディスプレイ | 10.1 インチLTPS液晶 / 2560×1600 (10点マルチタッチ対応) |
マウス | ジェスチャー機能対応タッチパッド |
無線通信 | Wi-Fi6(802.11ax) , a/b/g/n/ac/ , Bluetooth 5.0 |
インターフェース | 1× Type-C USB3.0 2× Type-C USB4.0 1× microSDカードスロット 1× 3.5mmイヤホンジャック |
生体認証 | 指紋認証(Windows Hello対応) |
バッテリー | 10,000mAh 3.85V(約8時間の動画連続視聴可能) |
本体サイズ | 227mm × 157.3mm × 9〜17mm |
本体重量 | 769g |
気に入った点
軽くて持ち運びが気持ちいい
まず、このサイズを選択するというのは、この点に尽きるでしょう。
10.1インチというコンパクトさに加え、769gという軽さ。
ディスプレイがベゼルレスであるため、本当に本体がコンパクトです。
写真は、新幹線のテーブルに置いてみたところです。
普段はMacBook Air(13.3インチ)を使っていますが、こういったシーンでは窮屈さを感じていました。
それが、余裕のサイズです。
テーブルが狭いカフェでも使いやすいです。
「MacBook Air」を持ち運ぶのが億劫になってしまいました・・・
これぐらいサイズ感が違います。
画面の角度が自由
画面は360度回転させることができます。
このメリットは、画面の角度が自由に調節できるということ。
膝の上に置いて使う時も、非常に使いやすいです。
制限なく画面を倒すことができますね。
しっかりとキーボードが使える
ややクセのある配置です。(日本語配列キーボードです)
特に言えるのは以下あたりでしょうか。
- 右側のshfitキーがない
- 「:」「;」がスペースキーの横に配置されている
- 「「」「」」「¥」が最上段に配置されている
- (通常)スペースキーの横にある「英数」「かな」キーがない
- 数字キー(4段目)がやや小さいもの
しかし、キー配置は「慣れ」で解決できるレベルです。
「Windowsキー」「Del」「BackSpace」「半角/全角」キーなどがしっかりと物理キーとして準備されているのは大きいです。
「Esc」と「F1」が同じボタンとなっていますが、「Fn」を押しながら使う方を「F1」としているのはなかなかGOOD。
(「F1」は、ゴミであるヘルプが起動してきてウザイ)
キーボードのキーピッチも良好
キーピッチ自体は快適そのもの。18.5mmあります。
(「MacBook Air」は約19mm)
「iPhone12 mini」と並べて撮った写真です。
キーストロークも深めで、ストレスはありません。
ちなみに、バックライトも内蔵しています。
打鍵音もさほどではない
やたらとパチパチと音がするキーボードもありますが、「One Mix4」はさほどでもありません。
タッチパッド
やや小さいですが、なんちゃってタッチパッドではなく、しっかりと使えます。
(本体目一杯のサイズではあります・・・)
ジェスチャー機能にも対応しています。
2本指でスクロールもできます。
PC本体が小型であるため、タッチパッドを使いすぎると肩が凝りますが、タッチパッドそのものは上質です。
MacBookのタッチパッドを10点とすると、9点の感覚です。
(-1点は、おそらくMacとWindowsの差異。微妙なひっかかり部分。)
タッチパネル
画面はタッチパネルです。
こちらもいたってスムーズ。
専用のスタイラスペン(専用でなくともよいみたいです・・・)もあり、iPadやGalaxy Noteに比べると反応性は劣りますが、実用レベルです。
ディスプレイもキレイ
普段、Retinaディスプレイに慣れていると、解像度が低いディスプレイだと違和感を感じます。
10.1インチですが、2560×1600の高解像度。
Windowsのスケーリングは150%が限界でしょうか。
(私は175%で使用しています)
指紋認証も秀逸
本体側面に指紋認証センサーがあります。
Windows Helloに対応しているため、指紋認証でログインできます。
かなりの確率で認識します。
「DELL XPS13 2in1」よりも認識率は高いです。
使用しているメイン端末はMacとなりますが、業務上、Windowsも必要です。 Windowsは、Mac上の仮想Windows(Parallels)や小型デスクトップ(Windows)を使っていました。 しかし、Windowsでも高[…]
が、認証がゆるいのではないだろうな・・・と若干不安も。笑
側面にあり目視できないため、場所の感覚をつかむまでは空振りに終わります。
(これも慣れの問題)
USB-C主体なのは嬉しい
これは人によると思いますが、Macをメインとしている自分としては、USB-Cで統一できるのはありがたいです。
USB4.0にも対応しており、外部ディスプレイ出力も問題なしです。
スペックに不満はなし
この本体サイズで動画編集などをしようとは思わないです。
通常ビジネス利用で気になる点はまったくありません。
ベンチマークを公開されている記事は多数ありますので、詳細はそちらをご確認ください。
しっかりとした質感
「MacBook Pro」を彷彿させるようなデザイン、質感です。
(かなり似ています)
ディスプレイがかなりベゼルレスですので、その点もカッコイイです。
所有欲は満たされるでしょう。
残念な点
インカメラがない
これは、ビジネス用途で購入をためらってしまうポイントかもしれません。
単体ではテレビ会議ができないためです。
もちろん、こちらの映像を映す必要がなければできますし、USBカメラなどをつければ可能ですが・・・
テレビ会議はバッテリーを食うので、個人的にはこの端末で実施しようとは思いませんが。
(MacBook Airを使います)
バッテリーの持ちは、少し不安
普段、M1 MacBook Airを使っているため、バッテリーの持ちが異常なほど長いです。
「One Mix4」は、体感 4〜5時間が限界に感じます。(スペック上は約8時間の動画連続視聴可能)
USB-Cで給電・充電できますので、手持ちのモバイルバッテリーがそのまま使えるのはメリットです。
MacBookProを持ち歩いて仕事をする時に困るのが「バッテリーが切れたらオシマイ」問題。 MacBookProはUSB-C給電に対応しているので専用のアダプタである必要がありません。 他ガジェットも給電できるモバイルバッテリーで[…]
ファンが鳴るとうるさい
CPUファンは、ややうるさいです。
また、比較的すぐにファンが稼働します。(しっかりと冷却している、といえばそうなのですが)
Intelマシンなので、そういうものだと割り切るしかないと思います。
プロセッサに関しては、「MacBook Air(M1)」が驚異的なので、これれ慣れてしまうとダメですね。
画面に指紋がつく
タッチパネルの宿命か、タッチ操作すると結構指紋が付きます。
傷がつくのは嫌なので、保護フィルムを貼りました。
(PC画面に貼ることは少ないのですが。)
画面回転はどうやって・・・?
ディスプレイは360度回転できます。
が、ジャイロセンサー等はないようで、画面(表示)の回転は手動で行う必要があります。
(ショートカットキーもない・・・?)
何か方法があるのでしょうか・・・?
もっとも、回転させて使うことはほぼないので、実用上問題はありませんが・・・
本体が開けづらい
「慣れ」の部分はありますが、片手で開けることはできません。
購入時点はWindows11非対応、後日パッチで対応する予定
Windows11で話題となった「TPM 2.0」。
物理的には、Core i7(第11世代)に搭載されているはずなのですが、何故か無効化されています。
しかし、正規代理店より「パッチ提供します」とアナウンスがありましたので、おそらく大丈夫でしょう。
6月25日にマイクロソフト社より発表された「Windows 11」につきましては、現在検証中でございますが、現在発売中の…
評価
評価:★★★★★
多少の外出であれば、この「One Mix4」をチョイス。
そんな使い方をしています。
ただし、安い端末ではありません。
13インチサイズでも、ハイスペックで軽く、安いノートPCもあります。
この10.1インチサイズにどこまで惚れ込むか、が、選定のポイントとなるでしょう。
手軽に持ち運んで使いたい、そんなセカンドマシン的な使い方であれば、大活躍することでしょう。
蛇足
当初、発売は2021年4月頃だったようです。
しかし、世界的な半導体不足から、遅れに遅れて、7月発売予定。(執筆時点、まだ出荷されていないようです)
私は運良く、プラチナモデルがAmazon(公式販売者)にて販売していることを発見し、即納で入手することができました。
(本当は、標準モデルでよかったのですが・・・)
絶賛配信中!
メルマガ詳細はこちら >>>
広告を含むご案内のメールをお送りする場合があります。
以下も、ぜひご活用ください^^