半年ほど前から盛り上がりを見せた、携帯キャリアの(強制)値下げ合戦。
ahamo、povo、LINEMO、Rakuten Unlimited、そして格安SIMも含め、大いに値下げとなりました。
先日(2021/05/25)に、総務省から「電気通信サービスに係わる内外価格差に関する調査」が発表されましたので、少し紐解いてみます。
資料概要
この調査ですが、東京など6都市(ニューヨーク、ロンドン、パリ尾、デュッセルドルフ、ソウル)を比較調査したものとなっています。
携帯だけではなく、いわゆるガラケー、固定意ネターネット、固定電話なども調査されています。
携帯は2GB、5GB、20GB、無制限で料金比較されており、「日本の料金はかなり安くなっています」となっています。
安くなったね!、、、なの?
この調査、「プランの料金」で比較されています。
つまり、例えば5GBを使っている人が、本当に「その料金プランを使っているか」は考慮されておりません。
ahamo、DoCoMoがMNOとしてカウントされ、しかし同じ5GBでも料金がまったく違う。
この場合、安い方のプランが採用されています。
また「MNO:シェア1位の事業者」の価格を見ると、
2GB、5GB、20GBともに、2,973円となっています。
これは、ahamo 20GBが一番安い、ということなのだと思われます。
(ちなみに、一番高いニューヨークは6,305円・・・)
このデータを作るために、ahamoをメインブランドとさせたと感じてしまいますね・・・
あなたの料金は安くなっていますか?
当メルマガをお読みのあなたはプラン変更済かもしれませんが、実際の所、どれくらい支払料金は減ったのでしょうか。
2021/5/12時点のドコモの発表によると、ahamoは100万契約を突破したようです。
2021年3月時点のDoCoMoの携帯契約数は約8200万回線。
(法人回線も含まれています)
官製値下げ。
しかし、この利用者数。
これは一体、どう読み解けばよいのでしょうか・・・?
結局のところ「高いかもしれないけど、不満はないので面倒な手続きなんてしない」というのが大多数の国民なのではないでしょうか。
そもそも値段に強くこだわるのであれば、すでに格安SIMを利用している気がします。
4月前後に始まったばかりの新プラン。
判断するには、もう少し長い目が必要かもしれません。
メルマガ登録
『メルマガ Professional's eye』
週1回、3分で楽しめます。
詳細はこちら >>>
広告を含むご案内のメールをお送りする場合があります。
One more thing
ちなみに私は、メインをahamoに変更し、複数所有していた他回線も一気に見直しました。
ものすごく大変でした・・・
「ahamo」等の安いプランが出ることに伴い、チリツモで混沌としていた回線系を一気に整理することにしました。 (実は、下記の概要図だけでも結構整理ができた実感があります・・・笑) 一部、ハマりそうな点もあるため、整理・備忘も兼ねて体[…]