影響を食らう方は、すでに耳にされているかと思います。
ブラウザ「Internet Exproler 11」が、ついに「2022年6月15日」で終了となることがMicrosoftから発表されました。
サポート終了、すなわち、脆弱性が発見されても、セキュリティパッチは出ない、ということになります。
もう一段、状況を見てみます。
IE11がサポート終了予告
Windows10(SAC)において、IE11がサポート終了します。
※SACとは、半年ごとに大型アップデートが提供される、Win10のことです。
普通に購入すると、このSACになります。(HomeでもProでも)
かたや、LTSCという企業向けのバージョン固定Win10もあり、こちらは対象外のようです。
(10年サポート、がウリのLTSCですので。。)
このあたり、とてもややこしいです。
正しいところは、Microsoftの公式ブログをご参考ください。
※ 本ブログは、米国時間 2021年5 月 19 日に公開され、その後も更新されている “Internet Explor…
サポート終了の影響
冒頭にも書きましたが、セキュリティパッチが出ません。
通常利用ではインターネットに接続するために利用するIEですので、恐ろしくて使えないブラウザとなります。
過去、Windows7のサポート終了が盛り上がりましたが、この時も、すぐに脆弱性が発覚。
脆弱性の内容が凶悪すぎたため、特例でMicrosoftがパッチを配布した事件もありました。
そもそも、Microsoft自身もEdgeへの移行をアナウンスしていることから、様々なサービスもIE11は稼働保証対象がであることが多くなっています。
(動くかも知れないけど、動かなくても知らないよ)
そのため、大きな混乱はないと思われます。
が、逆に、なぜ使われているかというと、「厳格な本人確認などを実施したいシステムが利用している」ケースがあります。
例えば、e-TAX。
例えば、クライアント証明書を利用するタイプのオンラインバンキング。(私も、該当あります)
そして、2000年前後に構築された社内システム(イントラネットでの利用が前提となるシステム)は、IEがメインであることが多いでしょう。
このようなシステムが「簡単にIE11をやめられるか?」というと、難しいと言わざるを得ません。
Microsoftのサポートは、厚い方(だと感じます)
私としては、Microsoftを非難するつもりはまったくありません。
どちらかというと、ビジネス利用を配慮し、延命に延命をしている印象があります。
(以前のメルマガでもお伝えしましたが)
今回のIE11についても、Microsoft Edge(Choromium)に「IE mode」が搭載されており、そちらを使ってください、となっています。
しかし、例えば、IE11に付随して利用する「ActiveX」のような機能がどこまで正しく「IE mode」で稼働するか、など、そもそもディープな使い方をしているシステムへの影響は不明です。
(検証するしかないですね。。)
時代の流れとともに古い技術が捨てられてしまうのは仕方がないですが、こうした切り替えは、新しい何かを生み出すわけでもないので、とても難しいお話ですね。
IE11廃止対応が必要なご担当者様、お気をつけください。。
私も、何万台もの利用者が存在するシステムのIE11対応を実施したことがありますので、大変さは身に染みております。。
メルマガ登録
『メルマガ Professional's eye』
週1回、3分で楽しめます。
詳細はこちら >>>
広告を含むご案内のメールをお送りする場合があります。
One more thing
サポート。
製品として、一つの大事なポイントですよね。
モノのサポートに関するお話ですが、私もガジェットをよく購入することから 笑、結構修理サポートを受けます。
この「HEALBE GoBe3」は、ベンチャーっぽい製品でありながら、なかなかのサポート体制でしたので、ご紹介いたします。
腕時計として装着しているだけで、カロリー摂取量が計測できるという夢のガジェット「HEALBE GoBe3」。 購入してから、ずっと装着しております。(充電時間以外、ほぼずっと) が、突然故障っぽい事象が発生し、交換対応となりましたの[…]