Amazon Echo Show。
ディスプレイ付きアレクサ端末です。
先日、その大画面版となる15.6インチを搭載した「Echo Show 15」が発売されました。
大きな画面だと使い勝手よさそう・・・と感じていたということもあり、予約注文。
さっそく届いて使ってみましたので、レビューいたします。
Echo Show 15
Echo Show、過去最大サイズとなる15.6インチ版です。
オプション品として「特殊な壁掛け(=壁美人)」や「スタンド」が用意されており、ある程度ニーズに合わせた配置方法が可能です。
※付属品は、壁に穴を空けるタイプの壁掛けです。
横向きでも縦向きでも利用できますが、私は「縦向き」で利用しています。
Alexa端末ですので、スピーカータイプのAlexa同様、音声で指示を出します。
ウィジェットを表示しておける、というのが最大のウリかなと思います。
気に入った点
専用オプション壁掛けの「壁美人」が秀逸!
正直、このオプションがなければ「Echo Show15」は購入していません。
「Echo Show15」が発表された時、「面白そうだな、だけど壁にかけるのは現実的ではないな」と思いました。
(壁に穴を空けるわけにはいかないので)
しかし、壁にほぼ傷がつかない「壁美人」とのコラボ。
日本の住宅事情をよく分かっているなーと感心しました。
このオプションがあると分かった瞬間に、予約注文していました。笑
ディスプレイの前に行くと個人が切り替わる
目玉的な機能?でしょうか。
Echo Show15は、複数人のアカウントを登録できて、それぞれでウィジェットの表示を変えられます。
そのアカウント切替に、カメラ認識が使えます。
(製品的には「ビジュアルID」と呼んでいます)
画面の前(ようするにカメラの前)に行くと、自動で顔を認識。
その人にあった画面に切り替わります。
スケジュールなどを確認する情報掲示板ですので、これは何気にすごい機能だと思います。
音も聞きやすい
もちろん、重低音が響くわけではありません。
しかし、音割れするような質のスピーカーでもなく、「素直に聞きやすい」と感じました。
※Alexaなので、音声が聞きとりやすいかどうかはかなり重要。
壁に反響するのか、すこし臨場感も感じます。
音量MAXはかなりの大音量ですので注意が必要なくらいです。
(私は30%くらいで十分な感じです)
なお、BGM的に音楽を流す用途でも、個人的にはまったく問題ないと感じます。
Bluethoothスピーカーと接続できます
Echo Show15だから、というわけではありませんが、Echo Show15 → Bluetoothスピーカーに接続できます。
もちろんAlexaの応答もスピーカーに渡せます。
マイクの応答もヨシ
感度はかなりよいと思います。
音楽を流していても、しっかりと声を聞きとってくれます。
「カレンダー」の設定がしっかりとしている
「Google」「Microsoft」「Apple」(+Alexa)のカレンダーとリンクし、表示することができます。
「Apple」カレンダーまでそのままリンクできるのは、嬉しい誤算でした。
※私はAppleカレンダーがメイン。
Echo Showに表示するために、メインカレンダーの切替 or 転々とデータ同期していく必要があるかなぁ、、、と覚悟していたのですが、直接リンクで完了。
Appleカレンダーで共有されている他者のカレンダーも普通に見ることができ、ごく普通に使えます。
「カレンダー」のアラートも便利
カレンダーの各予定にアラートを設定しておけば、その時刻が来たらAlexaが読み上げてくれます。
便利ですが、読み上げてほしくないケースなど、コントロールしたいケースは困るかもしれません。
また、オンライン会議中に次の予定を読み上げられるのも、ちょっとマズいかもしれませんね。。
※リンクしたアカウント単位で読み上げON/OFFは可能です。
物理的にカメラを隠せる
カメラを物理的にカバーできるスイッチがついていますので、気になる方でも問題ありません。
残念な点
画面の挙動がもっさり
画面の動きが緩慢です。
ホーム画面上の画像切替など、スムーズではありません。
動画再生に問題があるわけではないので、OSの問題な気がします。(ハードウェアではなく)
今後の改善に期待です。
なお、音声への反応はかなり速いです。
ようするに「Alexa」専用端末
あまり調べずに購入したので文句を言うわけではないですが、Alexa専用端末です。
Androidタブレットのように、GooglePlayから好きなアプリがインストールできるわけではありません。
記事執筆時点、アプリの追加などもできなさそうで、使えるウィジェットは画像の通りです。
これらに価値を見いだせるか、がポイントですね。
※同じアプリがあるように見えますが、ウィジェットの「大」「普通」があるためです。
※今後、サードパーティーのアプリも増えていくそうです。
てっきり、声で指示できるかわりの「ボタン」を画面に表示できるのだろうなぁ、、、と思っていたのですが、普通に考えるとアプリ(スキル)が対応しないとできるわけないですね。
ルンバの起動ボタンを表示したかった・・・
「Alexa」アプリなので、イマイチ
しつこいですが、ようするに「Alexa」です。
画面で操作するようなインターフェースではなく、基本は音声入力です。
ミュージックはSpotifyと連動させていますが、再生履歴のリストが表示される程度で、曲を画面から選定して・・・というわけにはいきません。
実は、Echo Show15で音楽再生がやりやすくなるのではないか・・・?と期待していたのですが、ここは期待外れでした。
※今後のアップデートで変わるかもしれませんが。
反射がひどい
ディスプレイは光沢タイプです。
光が差し込むような場所に配置すると、時間帯(太陽の位置)によってはまったく見えません。
反射低減のフィルムを貼ることでマシになりましたが、画質にこだわらない方は何かを装着されることをオススメします。
(反射低減系は、少し画質落ちます)
なお、当記事の写真画像は、すべて反射低減フィルウを「貼った」状態のものです。
動画を見るなら「横」向き
Amazonプライムビデオなどを再生することができます。
しかし「縦」向きに配置するとまったく大画面ではありません。
特に映画のような横長の場合、以下の画像にある「灰色で隠した部分のエリア」しか映像が表示されません。
もし映像も期待してご利用される方は、配置する向きにはご注意ください。
※なお、縦横の変更は本体をセットしなおせばよいだけです。(壁美人の場合、工具不要)
もっとも、私はこの端末で動画を見ることはありませんが・・・
評価
評価:★★★☆☆
「情報掲示板」としてかなり使い勝手がよいと感じました。
特に日付時刻、カレンダー、やることリストが常時表示されるのは重宝します。
※私はあまりAlexaにデータを登録していないので、リマインダーなどは使っていません。
こうした情報を家族で共有するには、なかなか有効的なサイズ(15.6インチ)だと感じます。
元々そのように使いたかったので十分実用的で、この後も普通に使っていこうと思っています。
この先、ウィジェットが増えていって欲しいなぁ、、、と思いますが、表示したいウィジェットが増えるほど、もっと大画面のEcho Showが必要になってくるかもしれません。
「画面を切り換えて表示する」では、ウィジェットの意味がありませんので。
(常に表示されていてほしい)
そもそも、もっと画面を活用したAlexaアプリが出て欲しいなぁ、というのが本音です。
ポテンシャルをまだまだ活かしきれていません。
この用途でこの金額(¥29,980-にオプション品やフィルム)を出すのか、というと・・・趣味的な製品かなぁとも感じます。
とは言え、壁掛けスマートディスプレイが欲しいなぁ、とお考えの方にはオススメの一品です。
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