先日来、噂がずっと飛び交っていた新型iPad Pro。
型番の登録などリークが進んでおりましたが、やはり突然、Appleのサイトで発表されました。
いくつか新製品は発表されていますが、エンジニアとして注目すべきは「iPad Pro」。
「LiDARスキャナ」というものに非常に興味を持ち、これは検証せねば!と思い、予約しました。
LiDARスキャナとは
「LiDARスキャナ」について少し調べてみました。
光を使って距離を測る技術のようですね。
LiDAR(Light Detection and Ranging:光検出と測距)は、光が対象物に到達してから反射して戻るまでの時間を測定して距離を割り出します。
NASAが次の火星着陸ミッションで使用する先進的な技術です。
そのLiDARを、薄くて軽いiPad Proの中に収めました。専用に設計されたLiDARスキャナは、ダイレクト・タイムオブフライトという方式を利用して、屋内外で最大5メートル先から反射した光を測定。
光子レベルで機能し、ナノ秒のスピードで動作し、拡張現実とその先の可能性を大きく広げます。深度を測定する時には、LiDARスキャナがProのカメラ、モーションセンサー、iPadOSのフレームワークと連係。
ハードウェア、ソフトウェア、そして比類のないイノベーションが一つになったiPad Proは、世界最高のAR用デバイスです。(Apple公式サイト)
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注文しました!
「iPad」が欲しい、ではなく、「LiDARスキャナ」を使いたい!というのが今回の要件。
iPadを「PCの代わりに使う」というのは最近はほぼないため、一番安いモデルを選択しました。
iPad Pro(2020) 11インチ WiFiモデル 128GBです。(¥84,800 + 税)
iPhone 11 Pro のようにカメラレンズが3つあるように見えますが、1つは「LiDARスキャナ」ですね。
補足
弊社グロリアでは「AR/MR/VR技術の普及」がもう目の前に迫っていると考えております。
現在、AR関連技術を使ったお仕事にも関わらせていただいており、
まさに、AppleのARKitを使っております。
使っている中で、当然感じるのが「AR」の空間認識力のイマイチさ。
これについてはARKitに頼るしかなく、やはり、精度はまだまだ甘いとしか言いようがありません。
例えば、机の平面を認識させようとしても、ARを起動するたびに認識範囲が異なりますし、寸法もブレブレです。
カメラやモーションセンサーのみで、よくここまで認識できるな、、、とは思いますが、実用面で見るともう一歩、です。
しかし、今回の「LiDARスキャナ」が搭載されることで、その精度が高くなることが期待できます。
さらに、(詳細はよく分かっていませんが)オブジェクトオクルージョンに対応する?のか、
実際の世界にある「モノ」まで認識し、その前後関係が把握することができそうです。
新しいiPad Proでは、ARアプリがもっとリアルになります。
これからは、ARオブジェクトの配置があっという間。
オブジェクトオクルージョンの効果で、ARオブジェクトが現実の世界にある物体の前や背後を、まるで現実のできごとのように通り過ぎます。
これまで以上に正確に機能するように、モーションキャプチャとピープルオクルージョンも強化されました。
デベロッパのみなさんは、より臨場感あふれる体験を生み出せるでしょう。(Apple公式サイト)
AR空間が高精度で作れると、使い勝手面で相当レベルが上がることが期待できます。
Appleが新しい製品として、ここまで大々的にウリにしている機能。
早く体験してみたいです!!(発売日は2020/03/25です)
発売間近であるiPad Pro 2020。(2020/03/25発売です) 各サイトから色々な記事が出ておりますが、自身が感じた「LiDARスキャナがiPadに搭載される意味」を残しておこうと思います。 [adcode-star[…]
(2020/03/31追記)
超簡易的ですが、LiDARの検証をしました。
ご参考くださいませ。
AR精度向上が期待されるiPad ProへのLiDAR搭載。 プラス、ARKit3.5で可能となったオブジェクトオクルージョン。 どれくらいの水準なのか、超簡易ではありますが検証をしました。 結論としては、今までのARに比べると「[…]
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