今後はより「デジタルに対する信頼」が重要になる(「ハーバード白熱教室」より)

興味深い記事を見つけましたので、ご紹介です。
「ハーバード白熱教室」で有名なマイケル・サンデル氏とFUJITSUが白熱討論した、「AIをどこまで信頼するか?」のイベントレポートです。

デジタル技術のもたらす倫理的な問題に対し、私たちはどのように向き合えば良いのでしょうか。富士通フォーラム2019のフロン…

FUJITSU JOURNAL(富士通ジャーナル)

政治哲学を専門とし、世界的大ベストセラーの著者であるハーバード大学のマイケル・サンデル教授。2019年5月、富士通フォー…

※マイケル・サンデル氏の「ハーバード白熱教室」はこちらもご参考ください。

概要

お題は「デジタル世界で”信頼”をどう再構築するか」

今後、デジタル(IT)を使ってビジネスをする人間からすると、非常に興味深い内容が討論されております。
詳細は公式記事をご確認ください。

「プライバシーをどこまで共有する?」

「AIをどこまで信頼する?」

「仮想的な不死は作れるのか?」

「信頼と企業の社会的責任」

今日はいろいろ議論してきましたが、一見簡単な質問に答えていくうちに、自分たちが考えてもみなかったような深い議論になった気がします。それぞれの質問に多くの異なる意見がでましたが、単純な解はありませんでした。表層的な問題ではなく、深層にある問題をもっとオープンに議論することが必要だということを強く感じます。わたしは、普段は気がつかない“目に見えない価値”が一番重要ではないかと思っています。それを見つけるためには自分たちの心の深いところにディープ・ダイブしなければなりません。それこそが、このデジタル・トランスフォーメーションの時代にビジネスリーダーが取り組まなければならないことではないでしょうか。本当に、愛や人間自身までがデジタル化するという可能性に、今日の議論を通じて気づかされました。
ひとつサンデル教授にうかがいたいのですが、人とAIがコラボレーションすることが当たり前となり、AIが様々な物事を判断する時代がやってくるとき、人間に残された領域、これだけは人間が手放してはならない領域は何でしょうか?何か役立つ指針はあるでしょうか?(モデレーター)

今日の議論でもいくつか示されていたと思います。ひとつは、人事評価であれ、医療診断であれ、結婚仲介であれ、人の代わりにデジタル技術に判断させたり、人の判断を助けたりする場合、アルゴリズムが扱うことができるパターンや指標が必要であるということです。そしてこれは大きな哲学的な問題を提起します。つまり、そうしたパターンや指標で測れない人間の領域というものがあるのかということです。今日のパネリストの皆さんはその点について、恋愛や、感情、愛着、生と死を隔てる境界への敬意といったものを挙げていました。
しかし、人間の意識や愛着や恋愛が関わるような、パターンや指標で測ることができない、人間が判断しなければならない物事の範囲は曖昧なままです。人事評価はどちらに当たるのでしょうか。会場の皆さんでもパネリストでも意見はふたつに分かれていました。しかし、そこに議論の価値が生まれるのです。決してひとつの結論に落ち着かせる必要はありません。わたしたちが話しあってきたのは、医療や結婚や死者との会話といった非常に複雑な人間的な物事ですから。こうした議論には終わりがありません。テクノロジーに回答を求めることなく、わたしたち自身が考え抜くことが重要です。(マイケル・サンデル氏)

考察

先日、私が参加させていただいたDXセミナーの中でも「コンシューマー」というお話が出てきましたが、これからはビジネスにおいてもより「個人情報(法律的な意味合いとは異なります)」に深く踏み込んだ形のものが多くなっていくと考えます。

企業における仕事でさえも「今までは事業所の中で作業」といった形だったかもしれませんが、どんどん「個人情報」がリンクしていくと思います。

例えば、テレワークを実施した場合、「どこで」いつ実施したかがその気になれば分かります。位置情報まで取得されてしまうと、どういった行動をしているのかなどまで見えてきてしまいます。

一時期「BYOD」(Bring Your Own Device。広義には、私物のPCやスマホなどを職場で使うこと。)という言葉が流行りました。
私物のスマホに企業のアプリをインストールした場合、ある面、企業がそのスマホを監視することだってできてしまうわけです。

今後においても、思いもしないものがどんどんリンクされていくでしょう。

そういった状況になった時、突き詰めるとやはり「デジタルに対する信頼」が重要になってくるのかと思いました。

新しいサービスや価値を創る時、「デジタルに対する信頼」を強く意識して対応すべきだと感じます。

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