普段、ブラウザは何をお使いでしょうか。
私の場合、Mac等のApple系は「Safari」。Windowsは「Google Chorome」および「Microsoft (New)Edge」を使っております。
この「Microsoft Edge」ですが、2020年初にリニューアルされています。
Microsoft独自のエンジンをやめ、Google Chromeと同様のエンジン「Chronmium」をベースとしたブラウザに変わりました。
(アプリ的には別物扱いです)
Microsoft独自のエンジンを捨てたのは、ぶっちゃけ「全然使われなかったから」ですが、この後のWindows Updateで削除が走るようです。
「Microsoft (Old)Edge」の削除
2021年4月の月例 Microsoft Update にて、Microsoft (Old) Edgeが削除され、Microsoft (New)Edgeがインストールされるとのことです。
4月の月例アップデート後、Edgeを起動すると何かしらの設定画面が出てくる可能性がありますので、ご留意ください。
ただ、少しややこしいのですが、(Old)Edgeのエンジン自体は(New)Edgeの中に内包するようです。
(Old)Edge用に作成されたWebサイトも問題なく動くようですので、あまり大きな影響はない気がします。
なお、Microsoft (Old)Edgeのセキュリティアップデートは2021年3月の月例までとのことですので、使い続けるのは危険です。
技術選定は難しい
技術選定を誤るとかなりの痛手を受けます。
今回の例ですと「(Old)Edge」をメインブラウザとしてWebサイトを構築するぞ!という戦略を行っていた場合、(当面は大丈夫なものの)何かしらのプログラム大改修が発生する可能性があります。
(不毛なコストがかかります)
※「Webサイト」と書きましたが、企業内システムでブラウザを使って操作するものがありますよね。
これも「Webサイト」の一種です。
少し昔ですと、まさに「Internet Explorer」がそうですね。
当時「Internet Explore」のシェアが圧倒的であったため、「Internet Explore」ベースで構築するのが普通でした。
独自仕様の固まりであり、逆にかなり細かなことまでできました。
が、「Internet Explore」でないと動かない、という事態になります。
※未だに「Internet Explore」でお使いください、というサイトを見ることがあるのは、そのためです。
自治体や金融機関など、セキュリティ要件が高いシステムにも多いですね。
とは言え、どの技術が使われ続けて、どの技術が捨てられるかは予見できません。
世の中の情勢も見つつ、できるだけ特定技術に依存しない作りとする、といったことが必要になるでしょう。
(個人的見解)「Microsoftのサポートは厚い」
法人ビジネスに厚いためか、なんだかんだ言ってもMicrosoftのサポートは厚いと感じています。
未だに「Internet Explore」が使えるといえば使えますし、今回の(Old)Edgeも、エンジン自体はまだ動くようにしています。
実は、Windows7(2020年1月14日にサポート終了)も、企業向けの有償サポートがあります。
2023年1月まで延長可能です。(サポート費用は相当高いですが)
敢えて名前は書きませんが、他大手企業の中には、古い技術をスパッと切る傾向にあります。
「ビジネスパートナー」という感覚ではないのかもしれないですね。
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One more thing
ブラウザを自動で操作する。
新作ツールを公開いたしました!
Windows + Google Chrome で動作するように作っておりますが、Chromiumベースのエンジンであれば、大きな問題なく動作することが可能と思われます。
ブラウザの種類は多くてよいのですが、コアとなるエンジンを標準化してもらえると恩恵は大きいですね。
Webサイトのスクリーンショットを取得し、Gmailに添付して送信 Webサイトの様子を「チラっとだけチェックしたい」ということはないでしょうか? 情報サイトのトップページをチェックしている 欲しい商品の価格や在庫状況[…]