【自宅サーバ構築2024】その1:ハードウェア増強編(Minisforum UM890 Pro)

20年ぶりくらいですが、自宅にサーバが欲しくなり、構築することにしました。

AWSもよいのですが、オモチャ環境として手の内にあるメリットは大きく、
また、「まあ、停止してもよいかな」といったレベルの自分用サービスを稼働しておくこともできます。
(AWSのような耐障害性は不要)

最近ですとミニPCでもスペック十分ですし、省電力で運用できます。
昔は、タワー型のサーバ使っていたのですよね・・・

今回は単純なサーバではなく、仮想化した上で何台も稼働させようと考えています。

せっかくですので、サーバの構築メモを残しておこうと思います。
複数回にわたります。

サーバ要件

  • 省スペース
  • 省電力
  • 仮想化で運用
  • そのため、メモリとCPUコア数は多い方がよい
  • ディスク障害による全損は避けたく、RAID1(ミラーリング)は必須

選定機器

Minisforum「UM890 Pro」というミニPCにしました。

購入物

メモリやSSDは別途購入するので不要、
Windowsも不要ですので、
何もないモデル(ベアボーンキット)を購入しました。

メモリは仕様最大の96GBを用意。
DDR5-5600です。

RAID1にするために、M.2は2枚構成です。

サーバにそこまでディスク容量は不要なので、Gen4x4 M.2 2TB × 2にしました。

選定理由

要件を十二分に満たし、コストパフォーマンスも十分だと判断しました。

CPUは「AMD Ryzen 9 8945HS」。
8コア16スレッド、最大ブースト 5.2GHzです。
アイドル時は10w前後と想定され、24時間運用で300円/月くらいのはずです。
※当然、処理すれば電力食いますが、
処理している時に電気代かかるのは別に問題ないかと・・・
※別途、実測してみようと思います。

メモリもDDR5-5600で最大96GB 搭載可能ですので、申し分なしです。

ストレージも元々2スロット備わっていますので、RAID構成が組めます。

イーサネットも2.5Gbpsポート × 2、WiFi6Eも搭載。

まさにサーバとして利用してくれ、と言わんばかりのスペックでした。

UM890 Proが8万円ちょっと、メモリ、M.2でこちらも9万円ちょっとと、
スペックを考えるとかなりのコストパフォーマンス機だと思います。

キッティング

さて、まずはメモリとM.2の装着です。

中を開ける

これ、どう開けるんだ・・・?と悩みました。

マニュアルを見ても開け方が書いておらず。

結論、マグネットでくっついているだけですので、
力技でフタが開きます。

ここからは、4箇所ネジを外します。
普通のドライバー(星形などの特殊ではない)で外せます。

ネジを外せばカバーは外れるのですが、
ここが最大の難関です。

無線のケーブルと、FANのケーブルがお互いに本体をひっぱってしまい、
そのまま持ち上げられません。

無線のケーブルは外せないので、FANのケーブルを本体から抜く必要があります。

手で上に引っ張れば抜けますが、何分小さい上に手が入りにくいので、
もしかすると何かしら工具があった方がよいかもしれません。

開けたところです。

M.2用のサーマルパッドも用意されているのは、きめ細やかですね。

メモリ、M.2を装着

あとは、メモリとM.2を装着するのみです。

メモリは差し込むだけ、
M.2は差し込んで、ネジで浮かないように留めるだけ(ネジは本体に付いています)、ですね。

設置したら、開いた逆順でフタをしていきます。

関連記事

次回は、仮想化基盤を作成していきます。

関連記事

自宅サーバ構築2024 その2:仮想化基盤の導入です。 前回の記事は以下です。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://gloria.cool/blog/20241106-make-surver1[…]

※ご回答希望の場合は、ご連絡先も記入ください
"意見が持てる" デジタルコラム
絶賛配信中!

メルマガ詳細はこちら >>>

送信時点で「Privacy Policy」に同意したものとみなします。
広告を含むご案内のメールをお送りする場合があります。
   
         
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
以下も、ぜひご活用ください^^
出版物
ITmedia
メルマガ
Site Access Log by HTTP Header
>情報システムの

情報システムの"教科書"本を発売中!


■ 情シス、システムコンサルタント、システムエンジニアの方へ
情シスの定石(技術評論社)

■ システムエンジニア、情シスの方へ
システム設計の教科書(技術評論社)

CTR IMG