【製品レビュー】最強の電子ペーパータブレット!BOOX Tab Ultra C(カラーパネル)

電子ペーパー大好き人間なので、あれこれと様々な電子ペーパーを利用しています。

そして・・・ついに、ついにきました。
カラー対応のハイスペック電子ペーパータブレット。

その名も「BOOX Tab Ultra C」です。

BOOX Tab Ultra C

Android搭載の電子ペーパー端末の雄、BOOXの最新モデルです。

電子ペーパーといえば白黒ですが、ついにカラー版の発売となりました。
※他サイズのものであれば、以前からカラー対応のモデルは発売されています。
が、ハイスペック端末ではなかったため、今まで手にしたことはなかったのです・・・

実は、昨年暮れに発売された白黒モデルの「BOOX Tab Ultra」を速攻入手し、ずっと使っていました。

これを買い換えるのであれば、よほどの進化か、カラーモデルが出た時かな、と思っていたのですが、メチャメチャ早くカラーモデルの発売となりました。。

デモを見る限り、電子ペーパーとしての応答速度も問題なさそうでしたので、すぐに買い換えを決意しました。

良い点

やはり、カラーであることは嬉しい

ひとつ注意なのが、カラーと言っても電子ペーパーです。
液晶やOLEDパネルのような光り輝くような美しさではありません。

が、今までの電子ペーパーの白黒の世界に、カラー表示されるというのはとても新鮮です。

カラーになったからと言って、反応が悪いわけではない

電子ペーパーとして、応答速度はトップクラスだと思います。

電子書籍を読む分にはまったく問題なし、ブラウジングもできるレベルです。
(Androidなので、各種ブラウザが普通に利用できます)

ペンもよい感じ

BOOXのペンは気に入っていて、書き心地も好みです。
電子書籍へのメモ書きにもよく使いますが、One Note(Microsoftアプリ)を使うこともあります。

そもそも電子ペーパーですので「最高の書き心地!」というわけではありませんが、大きなストレスなく使える感じです。

iPadの二番煎じではありますが、本体へのマグネット吸着も便利です。

※なお、個人的に最高の書き心地と感じているのは、Galaxy TabのSペンです。

フロントライトもあります

やはり、ライトがあるのは便利です。

電子ペーパーは発光しませんので、暗いところでは見えません。
ライトの有無は大切ですね。

MicroSDカードが使える

MicroSDカードで容量拡張できますので、大量の電子書籍も格納しておけます。
個人的にはこの点はかなり重要で、過去の書籍ライブラリが全て入るというのは夢のようなことです。

なお、仕様上は最大512GB対応、と書かれていますが、1TBでも認識し、問題なく利用できています。

「BOOX Tab Ultra(白黒モデル)」が発表された当初は最大2TB、と書かれていた記憶があるのですが、なぜか512GBに変わっている、でも1TBでも問題なく利用できている、といった状況です。

Google Playが使える

Androidであり、Google Playも普通に使えます。

つまり、Kindleアプリをインストールすれば、Kindleも読めます。(よほどの相性問題がなければ、その他のアプリも同様)

正直、電子ペーパーを使いたくてわざわざKindle端末を購入する意味はないと感じています。
BOOXだと全てカバーできますからね。

なお、私は「Xodo」というPDFソフトを愛用しています。

見開き表示などもできますし、希少な右から左表示の書籍にも対応可。
スタイラスペンを使うとそのまま書き込める(手だとページめくり操作)。
外部ストレージ(MicroSD)のデータも操作できる、と、私の理想を全て叶えてくれるアプリです。

目に優しい

電子ペーパーの最大の特徴は、目に優しいに尽きるでしょう。

カラーになっても変わらずです。

このために電子ペーパーを使っているといっても過言ではないでしょう。

バッテリー持ちもOK

これも電子ペーパーの特徴ですが、バッテリーはしっかりと持ちます。
通常の電子機器のように、1日持つかな・・・といった世界とは異なります。

※ただ、タブレットのようにバックグラウンドで通信等をガンガンさせていると、一般的な電子ペーパーよりは電池は消耗します。

あれ?軽くなった???

10インチクラスのタブレットとしては、軽いわけではありません。
スペック上、480gとなります。

これは、白黒版の「BOOX Tab Ultra」と同じでした。(外観は全く同じです)

が、、、よく分からないのですが、カラー版の「BOOX Tab Ultra C」を手に持ったところ、軽く感じました。

ん?と思って実測したところ
BOOX Tab Ultra → 約530g
BOOX Tab Ultra C → 約500g
と、30gほど軽くなっていました。

計測条件に違いはないはずですが、なぜこのようになっているのかは分かりません。。

私の端末では、確かに軽く感じる、計測しても軽い、というのは事実でしたので、まあ、ヨシとしましょう。

残念な点

ぶっちゃけ、カメラいらん・・・

書類などをスキャンしてデータ化するために、カメラが搭載されています。

が、正直、不要です・・・
カメラがあるせいで背面に出っ張りができ、重量もやや重くなります。

なお、専用ケースを装着すると出っ張りはなくなります。

専用外付けキーボードがあるものの・・・

これ、どのようなタブレットでも問題になるのですが、
マニアックな製品のキーボードでJIS配列版ってないのですよね。(数量的に仕方ないですが)

快適に入力するための物理キーボードのはずが、US配列なので微妙な使い勝手に。

いずれにせよ、電子ペーパーで文字をガリガリ入力することはありませんが。
(ただし、PDFのページ送りに矢印キーは重宝します)

総評

評価:★★★★★

「電子ペーパー」のジャンルで考えた時に、現時点、BOOX Tab Ultra Cを超える端末はないでしょう。
(サイズの好みは別として)

本ページでご紹介した画像だとカラー感はさほどかもしれませんが、もっと色鮮やかな雑誌などだと、カラーであることがよく分かると思います。

電子ペーパー端末の価値をご理解いただける方でしたら、間違いなくオススメできる端末です。

別途、電子ペーパーディスプレイを使っているのですが、これがもしカラー化されたとしたら、、、かなり興味をそそりますね。

※ご回答希望の場合は、ご連絡先も記入ください
"意見が持てる" デジタルコラム
絶賛配信中!

メルマガ詳細はこちら >>>

送信時点で「Privacy Policy」に同意したものとみなします。
広告を含むご案内のメールをお送りする場合があります。
   
         
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
以下も、ぜひご活用ください^^
出版物
ITmedia
メルマガ
Site Access Log by HTTP Header
>情報システムの

情報システムの"教科書"本を発売中!


■ 情シス、システムコンサルタント、システムエンジニアの方へ
情シスの定石(技術評論社)

■ システムエンジニア、情シスの方へ
2023年10月7日(土)発売
システム設計の教科書(技術評論社)

CTR IMG

■ 著者 石黒直樹による書籍説明動画