【製品レビュー】モックアップのような軽さ!世界最軽量LIFEBOOK WU-X/G2(634g)

ノートPC。
性能と重さ(軽さ)は反比例です。

しかし、家電量販店で何気に手に取ったところ、衝撃を受けた端末がありました。

それが、当機「Fujitsu LIFEBOOK WU-X/G2」です。

LIFEBOOX WU-X/G2(世界最軽量モデル)

富士通のノートPCです。

13.3インチで世界最軽量、634g。
衝撃を受けたのは、この軽さでした。

それでいて、一般的なビジネス用途で利用する分には、スペック的にも申し分のないレベル。

多少の外出や出張用に軽いノートPCを使っていましたが、当機に変更することを決意しました。

スペック

富士通の公式ストアだと、スペックをカスタマイズできます。

様々なバランスを鑑み、以下としました。

  • CPUは、あえてCore i5(1235U)を選択
    Core i7の性能まで不要なのと、無駄に電力(バッテリー)を使わないためです。
  • メモリは16GB
    経験則的に、16GBで十分。8GBだと微妙に不足。
  • ストレージは512GB
    データの同期含め、512GBで足りるようにコントロールしているので512GBを選択。

悩ましかったのが、バッテリー容量。
世界最軽量モデルはバッテリー変更できないのですが、25Wh。

一般的なノートPCは50Whくらいは積んでいるので、かなり少ない容量です。

LIFEBOOKシリーズでも、多少重めのモデルを選択すれば、64Whにカスタマイズできます。
しかし、重さが800~900g台と、どうしても一般的な軽量ノートPCの重さに近づいていきます。
(それでも軽いのですが)

軽さを狙ってLIFEBOOKを選択するので、ここは思い切って世界最軽量モデル(634g)を選択することにしました。

※なお、富士通=武蔵中原=634(ムサシ)、を目指したので634gだそうです。

気に入った点

マジで軽い

634gは伊達じゃないですね。
モックアップのように軽いです。

正直、最後はバッテリー容量を犠牲にして軽くしたとしか思えませんが、(後述の通り)実用レベルであるため、よいバランスだと思います。

ディスプレイはワイドのため、2ウィンドウ利用可

ワイドの端末をあまり使ったことがないのですが、意外と便利ですね。

やや横スクロールバーが出るケースもありますが、ブラウジングも問題なく利用できます。

画質も気にならない

4Kではなく、FHD。
普段からレティナ画質を使っている方は気になるかもしれませんが、個人的にはまったく気になりません。

普段使いのディスプレイでもレティナ画質ではなく大きな解像度を優先していますので、そういう意味でも特に違和感はありません。

180度開くのが素晴らしい

ノートPCは様々な体勢で使いますので 笑、画面の開く角度は結構重要です。

当機は180度広げることができますので、膝の上に置いて作業する時でも快適です。

軽さも相まって、さらにGOODです。

キーボードは快適そのもの

通常のJIS配列キーボードです。

小型化(軽量化)をしていくと、やはりキーボードのサイズや配置にどうしても歪みが出てきます。
当機は最軽量とは言え、13.3インチの通常のキーボードとなりますので、全く問題なく使用することができます。

キーの深さもほどよい感じです。

打鍵音も「すごく静音」とまでは言いませんが、個人的にはまったく気になりません。

トラックパッドも最低限の品質はクリア

可も無く不可も無く、という感じでしょうか。

左クリック、右クリックボタンが下部についていますが、使わずとも、トラックパッド部分をタップすることで左クリック/右クリック操作が可能です。

物理ボタンがあるとドラッグ操作がしやすいですね。

指紋認証の精度もGOOD

指紋認証も合格水準。

冬はどうしても指紋がかさつき、認証に失敗することがありますが、これは致し方ないですね。

CPUファンはあまり気にならない

小型の筐体だと、CPUファンの音が気になります。
(小型のファンしか搭載できず、回転数を上げる=音が大きくなる ことになるので)

しかし、第12世代のCore i だからか、13.3インチあるからか、ファンの音はほとんど気になりません。

ファンが回ると音はしますけど、個人的にはまったく問題ないレベルです。

以前使用していたOne Mix4(10インチ)は、かなり気になるレベルでした。

USB-C給電/充電なのもGOOD

ACアダプタ形式や特殊プラグではなく、USB-Cで給電できます。
数多くの端末を使っている身からすると、USB-Cに統一できるのはかなりのメリットです。

※蛇足ですが、MacBook Pro(2021)も使用していますがMagSafeを使ったことはなく、USB-Cで給電/充電しています。

充電速度も申し分なし

約2.1時間で充電可能。

バッテリーが少なくなったら、休憩がてら、さっと充電。
そして、また利用。

持ち運びが楽なので充電ケーブルのある場所までの持ち運びも苦にならず、フットワーク軽く使えます。

端子も豊富

ほぼUSB-Cで何でもできるように整えていますので、USB-Cのみでもそんなに問題はありません。

しかし、USB-C、USB-A、HDMI、ヘッドホンジャック、SDカードスロット、なんと有線LANと、ビジネス用途として考えると申し分ないラインナップです。

残念な点

バッテリーが少ないと言えば、少ない

実質的には5~6時間程度の電池持ちだと感じます。
私はディスプレイを明るめにして使用しますので、輝度を押さえればもっと持つかもしれません。
※スペック上は約11時間となります。

とは言え、外出して4時間以上使う見込みの時はモバイルバッテリー or アダプタを必ず持っていきますので、実質的には問題はないです。

メインはM1系のMacを使っていますのでバッテリーが少なく感じますが、驚異的なバッテリー持ちのものと比べるのはさすがに酷ですね。

本体の指の脂が目立つ

「ピクトブラック」という黒色なのですが、結構指の脂が目立ちます。
特に黒色なので、ちょっと気になりますね。

※世界最軽量モデルは、ピクトブラックしか選択できません。

カメラは、気持ち

92万画素と、まあ、画質は察してくださいというレベルです。

性能は、ボチボチ

理解して購入しているので問題はないのですが、ハイスペックなPCを求める方には物足りないかと思います。
特にGPU系の処理が必要な場合は、基本は諦めておいた方が精神上よいかと思います。

余談

One Mix4からの乗り換え

当機以前は、One Mix4という機種を使っていました。

小型で、ペン入力もでき、軽い、とかなり気にいっていたのですが、

  • ファンが動くとかなりうるさい
  • キーボードの配置がどうしても変則な箇所があり、やや使いづらい
  • バッテリーが持たない

という点がネックでした。

当機は、それらを全てクリアしています。

なお、本体サイズは 10インチ → 13インチと大きくなりましたが、重さは 770g → 634g となりました。
世界最軽量、半端ないですね・・・

軽くなりすぎてビビる

ガッツリと業務する前提で移動する場合、MacBook Pro 16インチ(2021)を利用しています。

超重量級のMacBook Pro 16インチは、約2.1kg。
当機との差は約1.5kgです。

超軽量のモバイルディスプレイを持ち運んでも、1kg以上は軽くなります。

明らかに体感できる重さの違いです。

プライバシーフィルタも必要ですよね

ビジネス用途で必要となるのは、プライバシーフィルタ。(覗き見防止シート)

専用?というには若干微妙な感もあるのですが、マグネットを貼り付けて手軽に着脱できるタイプのものが販売されています。

早速購入し、利用しています。

少しだけ、本体からはみ出るのですよね。(蓋を閉めたところ)

マグネットのシールを本体に貼り付けて使います。

スタンドはこちら

キーボードの角度をつけて使いやすくするために、スタンド(MOFTなど)を貼り付けることが多いです。

が、本体の軽さを追求するために、今回は持ち運び用のスタンドを流用することにしました。
(貼ると重くなりますので)

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総評

評価:★★★★★

持ち運び用途として購入しましたが、普段利用もまったく問題のないスペックです。
ちょこっと作業する時用に使うようになりました。

持ち運び用としてはほぼ完璧です。
敢えて言うなら、内蔵カメラの画質がもう少しよければ、オンライン会議でももう少しマシな映りになるのになー、というくらいです。

あとは、重さが変わらないのであれば 笑、バッテリーがもっとあればいいな、という感じですね。

世界最軽量、国産メーカーということで多少値は張りますが、その価値は十分ある端末だと思います。
手に持つ機会がありましたら、ぜひ触ってみてください^^

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