【手順】iPhone14への端末移行手順(ローカルバックアップ編)

毎年恒例のiPhone機種変更対応。

毎回、多少状況も異なりますので、自分用のメモとして残しておきます。

iPhone13 Pro → iPhone14 Pro Max への移行です。(iOS16.0)

移行手順

前回に比べて、今回は移行手順はあまり変わっていません。

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以下、私が使っているアプリやサービスに関しての手順です。
特殊なサービスをお使いの方はお気をつけください。

1.【旧端末/新端末】iPhoneのバックアップ、復元

まずは復元です。

旧端末をMac(Finder)でバックアップし、新端末で復元です。

バックアップは「暗号化」しておくと便利です。
こうすることで、iPhoneに保存されているパスワードや機密情報(ヘルスケアなど)もそのまま復元できます。

使用容量によっては復元に数時間かかりますので、所要時間にはご注意ください。
※lightning端子の限界ですね・・・

データ移行したのはおそらく10GBくらいと思われますが、30分以上かかりました。
※OSやアプリは移行しないため、それくらいの容量と思われます。
(アプリは、新端末にて再度AppStoreから自動ダウンロードされます)

※以下、Macでの外付けHDDを使ったバックアップ方法です。

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2.【旧端末/新端末】SIMカードの差し替え

差し替えるだけです。

格安SIM系をお使いの方は、新端末でプロファイルをインストールすることを忘れずに。
(初期セットアップした時と同様ですね)

3.【新端末】eSIMの移行

eSIMは、日本通信の「合理的シンプル290プラン」を使っています。
(2つ目の電話番号利用が目的・・・)

日本通信のeSIM切替は、切替に1,100(税込)かかりますね。
※昨年使っていた楽天モバイルは無料でした。

キャリアによって「切替にかかる時間」が異なると思われますので、切替タイミングにはご注意ください。

日本通信のサイトで手続きを行い、新端末で設定するのみです。

なお、私が実施した時は、発行手続きして1分後には発行完了。
実質、3分くらいで全ての切替作業が完了しました。

4.【新端末】AppleWatchの移行

AppleWatchは特定のiPhoneに紐付いていますので、母艦の切替が必要です。

復元後のiPhoneセットアップにおいて、「移行しますか?」と聞いてきますのでそちらで移行可能です。
AppleWatchを装着していると、AppleWatchに「変更しますか?」と出てきますので「OK」しましょう。

なかなか反応しない場合は、iPhoneのアプリ「Watch」を起動すると、反応があるかと思います。

私はAppleWatchを2台使っています(日中用、夜間用)が、どちらも切り替えすることができました。

※昔は、再セットアップに近い動きが必要だったのです、、、相当楽になりました。

5.【旧端末/新端末】Suica/PASMO/nanaco の移行

Suica/PASMOといった交通系ICは、その仕様から「1カード1端末」の縛りがあります。
(クレジット系のQuickPayなどは複数端末OK)

そのため、旧端末→新端末には手動で移行する必要があります。

旧端末で削除(サーバに待避)して、新端末で登録する形になります。

旧端末にて以下を実施。
「設定」アプリ > 「ウォレットとApple Pay」>「該当のSuica」>「情報」タブにある「このカードを削除」

その後、新端末にて以下を実施。
「設定」アプリ > 「ウォレットとApple Pay」>「カードを追加」
「以前ご利用のカード」
欄に、削除したSuicaが残っているはずです。

なお、移行に伴いSuica ID番号が変わることがあります。
その場合は「新幹線予約サービスEX-IC」や「JRE Point」など、各サービスの紐付けを変更しましょう。
※先方システムの夜間処理で切り替えしてくれる可能性もあるので、待てるなら1〜2日待ってみましょう。

※今回は、番号は変わりませんでした。

※AppleWatch内に入れているSuica/PASMOは、作業不要です。念のため、起動して確認してみましょう。

ご参考までに、nanaco(公式)の移行手順です。

古いiPhoneから新しいiPhoneへnanacoを移行する方法をご紹介します。…

6.【新端末】Apple Payの再設定

初期セットアップ時にApple Payの設定を聞かれますので、それに従えばOKです。
(後で追加もできます)

旧端末と同じApple IDにログインすれば、Apple Payに登録したカード情報が残っています。
クレジットカードは再度セキュリティコードが求められますのでご注意ください。

7.【新端末】LINEの移行

もはや端末縛りがアイデンティティーと言っても過言ではない、LINE。
(複数端末を使う自分からすると、不便で仕方がないです)

新端末にてLINEを起動し、「本人確認する」を選択してログインすれば完了です。

LINEも、昔に比べると移行が楽になりました。

8.【旧端末/新端末】Google Authenticatorの再設定

二段階認証に使うためのアプリ。

最近、エクスポート/インポートができるようになりました。

旧端末で「Google Authenticator」アプリを起動し、エクスポートの指示に従えばOKです。
(新端末で、旧端末で表示したQRコードを読み込むだけで完了です)

エクスポート/インポートの形式であれば、旧端末の定義も残しておけますね。
地味に安心かもしれません。
昔は新端末で再度登録するしか方法がなく、登録数も多かったので涙目でした・・・

9.【旧端末/新端末】Microsoft Authenticator の設定

Microsoft Authenticator も対応が必要です。

ビジネス利用の場合、組織でのコントロールなどもありますので、結構複雑です。
(全容が見えません・・・)

以下が参考になるかと思います。

Japan Azure Identity Support Blog

Note検索キーワード : Offce 365 / Microsoft 365 / Azure AD / Azure A…

なお、複数のアカウントにログインする場合は要注意です。

Microsoftの管理画面が理解できないくらい複数あり、勝手にリダイレクトされているうちに、切替前のアカウント情報が残っていたりして、トラブルが発生しやすいです。
どのアカウントにログインしているのかを、画面画面で確認しながら作業してください。

※どんな仕組みなんだ、と思いますが・・・

旧端末に設定がある全てのアカウントが、新端末の設定を使ってログインできたら問題ないかと思います。

10.【新端末】銀行系アプリの再設定

銀行系のアプリは、再度認証が求められることもあります。

アプリ内にワンタイムパスワード機能があるものもありますので、こちらも再設定が必要です。

11.【新端末】Bluetooth系の接続設定

うまく切り替わらないことがほとんどです。
面倒ですが、1つ1つセットアップしていきましょう。

特に、活動量計など、アプリとともに端末に紐づいていそうな仕組みのものは要チェックです。

12.【新端末】各種アプリの動作確認

その他、アプリは一通り稼働させてみましょう。

ログインできているか、データは残っているか、クラウドとの通信はできているか、などを確認しておきましょう。

「設定変更作業に旧端末が必要だった!」ということを避けるために、大切です。

13.【旧端末】初期化

必要に応じて、初期化しましょう。

余談

eSIMの移行に関して

今回のiOS16から、「eSIM クイック転送」という機能が追加されています。

Apple Support

eSIMについてご説明し、iPhoneでeSIMを設定する方法や物理的なSIMをeSIMに転送する方法をご案内します。…

iPhone同士で直接、eSIMの情報を転送できるという機能です。
物理SIMと同じように、簡単に差し替えできるようなイメージですね。

しかし、この機能を使うにはキャリアの対応が必要。

iPhone14発売時点(2022/09/16)、KDDI系(au、povo、UQ mobile)は対応済、楽天モバイルは発売と同時に可能になる、とアナウンスされています。

私が使っている日本通信は対応していないですね。。

なお、eSIM転送後の端末から切替の通話が必要?そうですので、移行時間帯の制約は残りそうな気がします。
(確認できる環境がないため未検証)

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