電子書籍を読むのに、電子ペーパー端末は重宝しております。
(というより、書籍は電子でしか読みません。自炊含む。)
Kindleなども含め、様々な端末に手を出しているのですが、Androidベースの電子ペーパーの実用度がなかなかのものですのでご紹介いたします。
Android 電子ペーパー端末「BOOX Nova2」
Androidベースの電子ペーパー端末、「BOOX Nova2」です。
BOOXの中でも種類があり、Nova2は「7.8インチ」電子ペーパーディスプレイです。
他にも、Max3の「13.3インチ」、Note2の「10.3インチ」のサイズがあります。
「BOOX」シリーズは昔から存在は知っていたのですが、Androidのバージョンが古すぎて、アプリが使い物にならない(OSが古くてアプリが対応していない)ようでした。
今回の新ラインナップは「Android 9」搭載であるため、そのような悩みの大半は解消されるでしょう。(執筆時点、Androidの最新版は10。)
※電子ペーパーですので、表示がうまくできるかは別問題ですが。
ということで、ビジネス書が読みやすいサイズである「7.8インチ」の「BOOX Nova2」をチョイスしました。
ほぼ、電子書籍を読むための端末として利用した製品レビューです。
電子ペーパーですので、スクロールやアニメーション動作に対してはすこぶる弱いです。
スマホのようには利用できませんので、その点はご注意ください。(電子ペーパーの特性ですね。)
気に入った点
Androidアプリが使える
Google Playは問題なく利用できます。(今のご時世、中華製なので少し手順が必要ですが。)
電子ペーパー端末でアプリをゴリゴリ使うわけではないですが、端末単体で、普段利用しているネットワークストレージと直接同期ができるため、非常に便利です。
このために当端末を購入したと言っても過言ではありません。
他の電子ペーパー端末である「SONY DPT-CP1」とはこの点が異なりますね。
コンセプトの違いでもありますが。
(SONYの端末はセキュリティをウリにしており、母艦と接続する必要があります。)
先日、修理から復活したSONY 電子ペーパー DPT-CP1。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://gloria.cool/blog/20190616-dpt-cp1/] この一般向けではない特殊[…]
ペンに電池は不要
電源不要。
充電、もしくは電池交換不要ですので、楽です。
アプリごとに濃淡設定が可能
電子ペーパーなので、基本的には白黒です。(階調はありますが。)
そのため、元々のアプリの表示色によっては、画面上ボタンがあることが見えないこともあります。
しかし、濃淡設定が可能となっており、しかもそれがアプリ毎に可能です。
そのため、大抵のアプリで利用に問題が発生することはないでしょう。
電子書籍ストアを問わない
Androidアプリがあれば、基本的に利用可能です。
「Kindle」「kobo」など、様々な電子書籍ストアの利用が可能です。
これは、「Kindle」専用端末などではできない利点ですね。
自炊電子書籍もバッチリ
「Xodo Docs」というAndroidアプリを利用していますが、ペンでの直接メモ記入も含め、全く問題ありません。
100MB超のPDFファイルであってもサクサク動作します。(ページ表示は、いわゆる電子ペーパーとしての表示切替速度です。)
ビジネス書を読むにはちょうどよいサイズです。
(右はiPhoneSE2020です)
電池持ちも秀逸
電子ペーパーなのでバッテリー持ちは良いのか?
Android端末なのでバッテリー持ちは悪いのか?
どちらかなーと思っていましたが、バッテリー持ちは良いです。
スリープにするとWiFiを自動でオフにすることもでき、その状態だとバッテリーはほぼ減りません。
書籍を1、2冊読んでも、バッテリーは残80%、とそんなイメージです。
ファームウェアのアップデートも小まめにある
1〜2ヶ月に一度くらい、アップデートがありそうです。(多分)
使い勝手がさらに向上します。
「ノート」アプリも使える
標準で「ノート」アプリが搭載されておりますが、普通に(紙のように)使えます。
さっとメモをする分には十分な性能です。
残念な点
本体にペンが収納できない
もっとも残念な点です。
Galaxy Noteシリーズは本体にペンが収納できますが、当製品はできません。
iPad Proのようなマグネット接続もありません。
専用カバーを購入すればペン収納ホルダーがありますが、本体が重くなってしまうので購入していません。
しかし、ペンはストラップをかけられるようになっておりますので、ネックストラップを購入してみました。
電車で読む時なども意外と便利で、気に入っています。
ネック部分を簡単に外せますので、使い勝手よいです。
ペンの書き心地はそこそこ
「筆圧感知」ではなく、画面に対する書き心地の意味です。
画面の質感、ペンの大きさなどからの、個人的な感覚です。
SONY 電子ペーパー(DPT-CP1等) > BOOX Nova2 > iPad Pro > Galaxy Note
画面が少しザラつく方が、紙の書き心地に近くなりますね。
そのようなフィルムを貼るのも手です。
私はペンの書き心地よりも見栄えを重視しましたので、光沢タイプを選択しました。
キレイです。
カバンに入れると傷がつく怖れがあるため、フィルムは貼っておくようにしています。
物理ボタンが欲しい
電子書籍を読むのであれば、「進む」「戻る」の物理ボタンが欲しかったところです。
(ホームボタン相当の物理ボタンは1つあります。)
Kindle Oasisは物理ボタンがあり、やはり便利なのですよね。
ストレージの拡張はできない
内蔵ストレージは32GBです。
自炊したPDFを入れると、少し心許ないです。
SIMは非搭載(でも、不要?)
スマホの代替、とはいきません。
もちろんWiFiは使えますので、テザリングするなりで通信は可能ですが。
もっとも、スマホとして使うような端末ではありませんね。。
評価
評価:★★★★☆
電子書籍端末として、かなり使い勝手がよいです。
惜しいのは、「進む」「戻る」物理ボタンがないことくらいです。(これがあれば、★5つでした。)
WiFi経由でデータ同期もできますので、データ管理も楽です。
Android 9 ベースの端末であるため、もっと色々な使い方ができそうですね。
とても面白い端末だと思います。
ちなみに、本体はそこそこ滑りにくいですが、より滑らないようにスキンシールを貼ってみました。
なぜ3枚セットなのか謎です。
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