当メルマガでも何度かお伝えしております、ブラウザ等のトラッキング問題。
色々と動きがありますので、今回はそうした動向に関してです。
本丸?のGoogleサードパーティーCookie廃止は(さらに)1年延期
「サードパーティーCookie」とは、訪問したサイトとは異なるドメインのCOokieのことです。
例えば、弊社公式サイトは gloria.cool ですが、
*.gloria.cool 以外に所属しているドメインのCookieがサードパーティーとなります。
他ドメイン管理下になるので、複数の訪問サイトをまたいで処理をすることが可能。
=トラッキングにもつながる、ということで、問題視されました。
(もちろん、他のサイトにも該当ドメインの仕掛けが必要ですが)
そのため、GoogleもサードパーティーCookieを廃止し、広告の精度を保つために「FLoC API」「Topics API」など、違う手段を模索しています。
※とても受け入れられているとは言い難いですが・・・
さて、Googleのそうした対応スケジュールは「The Privacy Sandbox」としてまとめられております。
プライバシー サンドボックスはユーザーが侵害的なトラッキングをされることなくインターネットを閲覧できるように、オンライン…
こちらを見ると、Shared Storage APIの一般リリースは2024年第三四半期〜 と1年延期となったようです。
まだまだ代替機能が確立できず、苦戦している姿が見えます。
※FLoCやTopicsAPIについては下記もご参考ください。
Google広告。 表示精度を高めるために、あの手この手で様々な情報を集めてきました。 メイン技術であるCookie利用が行き詰まる中、「FLoC」という仕組みが提案されましたが、総スカンに。 そのため、次の仕組み「Top[…]
Cookieレスを謳ったターゲティング広告サービス
先日、Cookieレスをウリにしたターゲティング広告サービス「Trig’s」の利用がプレスされております。
株式会社集英社のプレスリリース(2022年7月12日 13時00分)集英社がメディアで初めて、クッキーレス感性ターゲティ…
Cookieレスと言っているのでさすがにCookieは使っていないでしょうけど、仕組みがあまり公開されていないため、「トラッキング」の面がどうなのかが判断できません。
(概念図のようなものは見つかるのですが、概念すぎてよく分からず・・・)
問題の本質は、何?
なぜかCookieが悪者にされていますが、本質はCookieではありません。
「トラッキングされているのが気持ち悪い」という点です。
もちろん、技術的な解決を模索していくのは必要です。
しかし、Cookieを悪者に仕立て、本質を隠して時間を稼ぐ。
そんな思惑にも見えてしまいます。
利用者としては、色々なデータが取られているとの認識のもと、必要に応じて対処していくのが現実的かと思います。
(ブラウザや端末を複数使うだけでも、ある程度の対策になります。)
メルマガ登録
『メルマガ Professional's eye』
週1回、3分で楽しめます。
詳細はこちら >>>
広告を含むご案内のメールをお送りする場合があります。