Webサイトのドメインを変更するのはあまりオススメしません。
(例 https://abcdefg.jp → https://hijklmn.jp)
今までのSEO効果等が失われる可能性もあり、また、外部からのリンクも切れてしまいます。
それでも変更することはあると思いますので、その手順を残しておきます。
やりたいこと
既に公開済みのサイトのドメイン名を、別ドメイン名に差し替える。
元ドメインは破棄する。(有効期限が到来したら失効)
サイトの移行はせず、稼働しているサーバー(WordPress)そのものに対してドメイン変更を行う。
なお、変更に失敗した場合の影響が大きなサイトの場合、移行&ドメイン名変更、とする方が安全です。
環境
- AWS Lightsail (WordPress)
- SSL証明書はLet’s Encrypt
変更作業
新しいドメインの取得
新しいドメインを取得しましょう。
一般的なドメイン取得サービスを利用すれば問題ないです。
新しいドメインに対してSSL化(Let’s Encrypt)
# Let's Encryptの取得 # 新規設定時と同じ方法でOK # 証明書の取得 letsencrypt-auto certonly --webroot -w /opt/bitnami/apps/wordpress/htdocs/ -d ドメイン名 # 証明書の配置 sudo cp /etc/letsencrypt/live/ドメイン名/fullchain.pem /opt/bitnami/apache2/conf/server.crt sudo cp /etc/letsencrypt/live/ドメイン名/privkey.pem /opt/bitnami/apache2/conf/server.key # 再起動 sudo /opt/bitnami/ctlscript.sh restart apache
WordPress設定の変更
WordPress上にURLの設定があります。
グレーアウトされていて変更できない場合は、wp-config.php で直接設定している可能性がありますので、そちらを修正しましょう。
# wp-config.php を編集 cd /opt/bitnami/apps/wordpress/htdocs vi wp-config.php # 以下の箇所を新しいドメイン名に変更 define('WP_SITEURL','https://旧ドメイン名/'); define('WP_HOME','https://旧ドメイン名/'); # 再起動 sudo /opt/bitnami/ctlscript.sh restart apache
サイト内コンテンツの変更
サイト内コンテンツで旧ドメイン名を直接記入している場合など、コンテンツ(文章)自体の修正が必要になることがあります。
「Better Search Replace」などのプラグインを利用し、DBの内容を一括で切り換えてしまいましょう。
※作業前にバックアップはお忘れなく!
301リダイレクト設定
今回は旧ドメインが廃止となるため、設定しても無意味。
そのため、リダイレクト設定は入れておりません。
外部サービスの設定変更
「Google Analytics」や「Google Search Console」などのその他外部サービスの設定も変更しましょう。
アフィリエイト等の登録もドメイン名で実施していることがありますのでご注意ください。
絶賛配信中!
メルマガ詳細はこちら >>>
広告を含むご案内のメールをお送りする場合があります。
以下も、ぜひご活用ください^^