先日、自治体のそっくり偽サイトが相次いだ、という事件がありました。
自治体のウェブサイトになりすました偽サイトが相次ぎ確認されている。特定の検索エンジンで検索すると、公式サイトが一切表示…
インターネットなしには生活に支障がでるほど浸透しきっていますが、それであるが故に、気をつけていかなければいけません。
何がおきた?
対象は、検索エンジンBing(マイクロソフトの検索エンジン)でした。
たとえば「徳島市ホームページ」と検索。
検索結果上位に表示されたサイトが、本物とほぼ瓜二つの偽サイト(URLも公式サイトとは異なる)だったようです。
そのままアクセスしてしまうと、詐欺等の可能性があるサイトにつながってしまう、という具合でした。
このケース、注意喚起も難しいです。
公式サイトに「ご注意下さい」と掲載したところで、公式サイトにアクセスされないので伝えることができません。
検索エンジンは、ボロボロ
上記はBingで発生しましたが、Googleも信用してよいか、というとそうではありません。
昨今は、サイト側でSEO対策(検索エンジンで上位に表示させるように、色々な技法でコンテンツ等を作ること)がされすぎており、例えば製品レビュー記事などは、うさんくさい(よいしょ記事)がズラりと並びます。
また、広告費を払えば、検索のトップに表示させることもできます。(この場合は「広告」のマークがついていますが)
先日、悪質な水道修理業者が話題になっていました。
水道の修理は、対応を急いでしまうものです。
検索トップ(広告)に出てくるため、利用者が「信頼おけるはずだ」と連絡。
しかし、「ぼったくり」と言える手口を食らい、トラブルになる・・・という具合です。
※行政のホームページにつながらない、というお話で始まった当メルマガですが、水道などのインフラに関しては、行政のページでまずは確認するのが安心です。
(指定業者なども掲載されているはずです)
「仕組みを知る」「知識をつける」ことが、身を守る
何事もそうですが、やはり、使うモノの仕組みをある程度は分かっていることが、結果的に身を守ることになります。
今回のケースは、まずは極論言うと「検索結果を信じるな」です。
そして「では、何を気にしておけばよいの?」ということですね。
検索に関しては、ある程度は下記で対処可能かと思います。
- 検索結果を鵜呑みにしない(詐欺サイトにもつながります)
- URLに怪しい点がないかをチェックする
- 複数の検索エンジンで確認してみる
- セキュリティソフトなどでは、リンク先が怪しいサイトかどうかを、検索結果に色づけてくれる機能があります
- 詐欺サイトにアクセスしてしまったとしても、被害を最小限に抑えるために、最新のセキュリティパッチを当てておく
そういう私も、Google検索結果にやられたことがあります・・・
きちんと見るとどう見ても怪しいECサイトだったのですが、クレジットカードを入力してしまうというミスをしてしまいました。 不審に感じ、すぐに該当クレジットカードを停止しましたので、金銭的な実被害はなし。(クレジットカード切替の手間などは発生[…]
便利なものは使っていくべきですが、同時に、しっかりと気をつけていきましょう。
メルマガ登録
『メルマガ Professional's eye』
週1回、3分で楽しめます。
詳細はこちら >>>
広告を含むご案内のメールをお送りする場合があります。