Eメール。
(今さら、わざわざ「E」をつけることも少なくなりましたね。)
便利ではありますが、セキュリティやプライバシーを考えた時に、扱いが難しい問題もあります。
今回は、メールについて考えてみます。
メールにおいて気にする情報は何がある?
メールの利用用途は様々ですが、セキュリティやプライバシー観点だと、以下のような情報が気になるでしょうか。
- 何かのサービスのアカウント情報(パスワード含む)が書かれている
- 購入時の内容が書かれている
- 機密情報がある
一番普及しているGmailの場合
2年ほど前ですが、「Googleが外部企業にGmailを読ませている事が発覚」と話題になりました。
こちらの真偽はやや不明ですが、「同社の従業員が、ユーザーのメールを読む場合もある(限定的なケースのみ)」と回答しています。
しかし、これは、仕組み上「メール見ようと思えば見れるよ」と言っていることと同義です。
その他のメールサービスはそこまで話題にはなりませんが、メールボックス(メールの送受信を行う機能)がサーバー側にある以上、なんとでもなる、ということが想像つきます。
では、どうすれば・・・
とは言え、メールを全く使わない、ということは困難でしょう。
「メールは見られている」という前提に立ち、具体的には以下のような対策をしてリスクを軽減することでしょうか。
パスワードがメールに記載されている
アカウント発行時の初期パスワードなどがよくあるケースですね。
必ずパスワードを変更しましょう。
購入内容が蓄積されて分析される
複数のメールアカウントを使い分けましょう。
個々の購入内容は見られてしまうかもしれませんが、全体像は把握できなくなります。
機密情報がある
メール以外のセキュアな手段を使うか、メールに添付するとしても暗号化して渡しましょう。
(メールに復号できる情報を含めてはダメですよ。)
デジタル技術の発展とともに、今までできなかった「全てを監視する」ことができる時代が近づいてきました。
その根本的な対策は「情報を発しない、提供しない」ことかもしれません。
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