ネット広告。
目にしない日はないかもしれません。
しかし、市場が拡大するにつれ、「悪質な広告」だけではなく、「無責任な広告」が増えているようです。
しかも、大手企業の広告でさえそのようなものがあるようです。
消費者庁も検討会を開催するなど、動き始めています。
今回は、そういった状況について見てみます。
「無責任な広告」って?
この言い方は私が勝手に命名したものですが、いわゆる「アフィリエイターが作成している広告」の一部で発生しているようです。
「無責任な広告」とは。
極端に言えば、「ウソ・大袈裟・まぎらわしい」広告です。
「アフィリエイター」とは、提携先の企業の商品を宣伝して売れたら、金銭報酬がもらえるお仕事です。
副業としても人気があると言われていますので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
この「アフィリエイト」の仕組みですが、「広告主(商品を売りたい人)」→「アフィリエイトサービスプロバイダー」→「アフィリエイター」という流れが基本となります。
「アフィリエイター」は「景品表示法」といった法律をしっかりと遵守して広告を作成する必要がありますが、正直、そのような意識がある方は少ないのではないでしょうか。
体感としてそう感じます。
と言いますのも、弊社でもいくつかの「アフィリエイトサービスプロバイダー」と契約しておりますが、ページにそういった説明は多少あれど、あとは読み手(アフィリエイター)の裁量次第でしかないためです。
また「広告主」自身も「アフィリエイター」が掲載している内容に責任を持つべきですが、「関係性が遠い」「アフィリエイターの責任だと考えられる」「誇大広告に近くても、売れればいいや」とということもあり、一般的な広告(テレビCM、新聞広告など)よりもかなりゆるい状況と考えられます。
「アフィリエイト広告」は、「いわゆる広告」ではなく、記事のようにしか見えないケースもあります。
明らかに広告だ、と分かっていれば警戒心もありますが、そうではないため、より問題が発生しやすいと言えます。
※なお、弊社も「アフィリエイト」を実施していますが、売り込みのようなものはしておらず、サイトにバナーを設置したり、製品レビューのついでに貼る・・・という形でしか使用していません。
(誇大広告等は一切発生しないようにしています。)
消費者庁の検討会
今年の6月から、検討会が開始されているようです。
今後、まだまだ拡大していくであろう市場だけに、注目です。
何を信じればよいのか、それが難しい時代に来ている
いわゆる、ステマ。
インフルエンサーによる宣伝。
ネットは有益な情報も多いが故に、見分けることも困難になってきています。
そうなった時、帰結するのは・・・やはり「信頼」ができる人(組織)か、が大事になるでしょう。
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