みなさまは写真や動画の管理、どのようにされておりますでしょうか。
先日、サービス Googleフォトが有料になる、という案内がありました。
厳密には、今まで16MP以下の画像アップロードだと容量としてカウントされなかったものが、Googleの15GB無料枠としてカウントされるようになる、というものです。
通常画像のサイズですと実質無制限にアップロードできたGoogleフォト。
影響を受ける方も多いのではないでしょうか。
便利に使っていれば使っているほど、有料化は考えさせられるものがあります。
今回は無料サービスとの付き合い方について考えてみます。
世の中にコストゼロのものはない
当然のお話ですが、コストゼロで提供できるものは基本的にはありません。
極端な話、ソフトウェアを作りきってまったくメンテナンスしないとしても、データセンターの電気代やストレージ代はかかるわけです。
利用者からすると無料でも、別の形で利益を得ているわけです。
Googleフォトですと、画像の機械学習に相当なメリットがあったことでしょう。
(一般的に、データが多いほど機会学習はやりやすいです。)
この先を考えた時に、Googleとしても広告業以外の収入源をより拡大していきたいのではないでしょうか。
なお、私は有料化を非難しているわけではありません。
むしろ、便利なものにはきちんと有料で対価を払うべきだと考えております。
また、有料化すると競争力が落ちるのは間違いないため、新たな別のサービスが台頭してくることも期待できますね。
※もっとも、自身はGoogleフォトは使っていませんが・・・
無料の有料化、無料機能の弱体化
Googleフォトに限らず、無料でできる範囲が変更されてしまうことはよくあります。
それ自体は一つの戦略でもあると思いますが、特に、事業として使う場合は、リスクとして意識しておきましょう。
手放せないような状態ですと、アカウント単位課金とかのプランになるといきなり相当なランニングコスト増になります。
何事も、依存しすぎは危険です。
自身でも、過去、以下のような変更があったのは記憶にあります。
1. 「Dropbox」サービスの内容変更
有名どころのオンラインストレージサービスですね。
無料プランで利用できる「同期端末数」が「無制限」から「3台まで」に変更されました。
もともと「テキストファイル」レベルの小さなデータしか使っていませんでしたので、有料プランにするのも割に合いません。
この時は、脱Dropboxをしました。
(「3台まで」にひっかからない形で利用はさせていただいておりますが。)
2. サービス連携サービス「IFTTT」の有料化
最近のお話(2020/10)ですが、IFTTTのアプレット(定義)の登録が、無料ユーザだと「3個まで」に変更となりました。
IoT機器を使い始めると、かゆいところの連携にIFTTTを使うことが多いです。
幸い、自身はコアな使い方はしていなかったため、複数アカウント等でやりくりできるレベルでした。
事業として本格的に利用しているものが多ければ、有料プランにすることは必要だったでしょう。
これだけの価値のあるサービスが、無料だった方が驚きですけどね。
3. 会計ソフト「Money Forward クラウド」の値上げ
もっとも、有料サービスでも「一方的な値上げ」はありえます。
自身も利用している会計クラウド「Money Forward クラウド」もそうですね。
最低限の機能しか使っていないレベルですが、ベースの値段が底上げされたため、何も変わらないのにかなり値上げをされた形になります。
Moeny Fowardにこだわりがあるわけではないので、乗り換えてもよいかなぁと考えてしまいますね。
サービスとの向き合い方
特定サービスへの過度な依存は、事業リスクともなりえます。
上記は「コスト」的な観点でしたが、突然のサービス終了もありえます。
特にクラウドサービスは「データが人質になっている」状態です。
データが取り出しやすいか、他サービスに切り換えやすいか、なども考慮しておくべきでしょう。
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One more thing
IFTTTの有料化を上記で述べましたが、そんなIFTTTを利用した「効率化ツール」をご紹介いたします。
※IFTTTをお使いでなければ、無料プランでご利用可能です。
たとえ有料であっても、「効率化」と「効率化しないことによる、かかる人件費・時間」のバランスは意識していきましょう。