Macに標準搭載のバックアップ機能「Time Machine」。
バックグランドで自動でバックアップしてくれるので相当便利ですが、内蔵ストレージを使うケースもあります。
ディスクが一杯になる前には削除されるようですが、ストレージ容量がどんどん減っていくのは嫌なものです。
外付けディスクへのTime Machineバックアップが完了していれば、ローカルスナップショットはそうそう必要ありません。
手動ではありますが、ローカルスナップショットを削除して内蔵ストレージ容量を回復させることができますので、その手順についてです。
※スナップショットは、「1つ前のファイルバージョンに戻したい」といった時に役に立つことがあります。
ローカルスナップショットを削除することで、細かなバージョンが削除されますのでご注意ください。
確認環境
Mac mini(M1, 2020)
macOS Monterey(12.0.1)
手順
ターミナル.app を使用します。
1. ローカルスナップショットの確認
tmutil listlocalsnapshots /
実行すると、今保存されているローカルスナップショットの一覧が表示されます。
例)
Snapshots for disk /:
com.apple.TimeMachine.2021-10-26-105820.local
com.apple.TimeMachine.2021-10-26-125823.local
com.apple.TimeMachine.2021-10-26-135825.local
2. 一つずつローカルスナップショットを削除
sudo tmutil deletelocalsnapshots タイムスタンプ
例)
sudo tmutil deletelocalsnapshots 2021-10-26-105820
最初はパスワードを求められますので、ログインしている管理者ユーザのログインパスワードを入力してください。
削除したいスナップショットの数だけ、繰り返し作業してください。
結果
私も実施したところ、約169GB → 約 64GB と、約100GBの領域確保に成功しました。
スッキリ!ですね。
削除前:
削除後:
最後までお読みいただき、ありがとうございました。 以下も、ぜひご活用ください^^
記事を書いた人
石黒 直樹
株式会社グロリア 代表取締役
未来創造請負人
IT顧問・情シス支援
フルスタックエンジニア
前職 株式会社野村総合研究所 15年勤務のうえ退職。
現職 株式会社グロリア 代表取締役。
前職在職時は、高い品質が必要とされる金融系システムを担当。
大規模プロジェクト、開発、保守、運用など、情報システムに関するさまざまな経験を有する。
マネジメントや要件定義・システム設計のみならず、自身でもプログラミング可能なスキルを有する。
Python、Ruby、PHP、Swift、Kotlin、WordPress、RPA、Excelマクロ、写真・動画編集、AWS、GCP、インフラ構築など、必要で面白いと思ったものは何でもこなす。
現在、大企業・中小企業・個人事業主と規模を問わず、自身のノウハウ全てを使ってIT面を支えている。
モットーは「神は細部に宿る」。
■主たる保有資格など
・情報処理安全確保支援士(
#019126 )
・情報処理技術者試験(ITストラテジスト試験、プロジェクトマネージャ試験、テクニカルエンジニア(データベース)試験 など他多数 合格)
・ディープラーニングG検定 2018#2
・一般社団法人 IT顧問化協会 eCIOメンバー
■活動実績など
・大企業様向け 情報システム部門・業務部門 支援
・中小企業様向け スクラッチシステム 要件定義〜設計〜開発〜運用
・中小企業様向け デジタル環境整備・運用
・事業用Webサイト構築・運用、デジタルマーケティング支援
・ECサイト構築・運用
・IoTソリューション サービス企画・開発・実証実験
・大手企業様 PoC用アプリ開発
・ITツール製造・販売
・中小企業庁「中小企業デジタル化応援隊事業」IT専門家(2020、21年活動実績あり)
・執筆活動(書籍、雑誌、メルマガ、ブログ 等)
■著書・寄稿など
・著書
『情シスの定石〜失敗事例から学ぶシステム企画・開発・保守・運用のポイント』 (技術評論社)
・著書
『図解即戦力 システム設計のセオリーと実践方法がこれ1冊でしっかりわかる教科書』 (技術評論社)
・著者 石黒による『情シスの定石』説明動画
チラヨミ (bizplay様)
・寄稿
『週刊東洋経済(2023/3/4特大号)』 特集「文系管理職のための失敗しないDX」の一部について執筆を担当
・インタビュー
IT部門が“組織の将来を見据えた仕事”に取り組むためには?業務の負荷軽減、そのヒントを『情シスの定石』著者に聞く (アイティメディア株式会社様)
・寄稿
ITmedia PC USER『「目指せ↑ワンランク上の仕事術」デジモノ探訪記』