【製品レビュー】Galaxy Z Fold 3は着実に底力UP!(Galaxy Foldからの乗り換え)

3代目となった折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold 3」。

初代「Galaxy Fold」からの買い換えです。

初代からの比較も交えながらの製品レビューです!

Galaxy Z Fold 3

初の折りたたみスマホとして発売された「Galaxy Fold」の3代目。

閉じている時に使える「カバーディスプレイ」と折りたたみを開いた時の「メインディスプレイ」の2つを備え、1台でシーンに応じた使い方ができる優れもの。

今回はついに「Sペン」にも対応し、ほぼほぼ全ての要素が盛り込まれた機種となった。

初代「Galaxy Fold」のレビューはこちら。

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はじめに

当製品レビューですが、かなり偏った使い方でのレビューとなります。

性能面については「通常利用ではまったく問題のないレベル」ですので、触れていません。
スペックが要求されるゲーム等のアプリ利用もしておりませんので、そちらについても触れません。
ベンチマーク等はググれば多数記事がありますので、そちらをご確認ください。

なお、私のメインスマホはiPhoneであり、当機はサブとしての利用となります。
そのため、普段は使うような機能(例えば電話)なども使っていません。

気に入った点

やはり、抜群の電子書籍リーダー

ほぼ無駄(余白)なく表示できる縦横比率。(本体縦向き)

マンガの2ページ表示でも、しっかりと大きく表示できます。(本体横向き)

そして、Sペンで直接メモ書きできるのが最高です。

アプリは「Xodo」というものを使用しています。
見開き表示、右から左に表示(日本語の書籍だと必須)、Sペンで直接記入できる、と完璧に要件を満たしたアプリです。
(しかも、この使い方なら無料の範囲内です)

Save time with our PDF viewer, document editor & file export…

※「Xodo」を使う場合は、自炊したPDFを読んでいます。
※「Kindle」も、ペン書きできないものの、読み心地に問題はありません。

マルチビューも使いやすい

3分割までできるマルチビュー。
マルチビューで使うアプリを登録もしておけますので、ワンタップで起動もできます。

お気に入りは、RSSリーダーとChromeの同時起動です。
1画面とは違い、画面がピョコピョコ動きませんので、集中力が途切れにくいです。

カバーディスプレイを2画面同時に開いているようなイメージですね。
(まあ、形からするとそうなのですが・・・笑)

左にRSSリーダー、右にChromeを起動しています。

画面はキレイ

120Hzのリフレッシュレートにも対応したディスプレイです。
ぬるぬると動きます。

カバーディスプレイは普通に使える

初代「Galaxy Fold」から買い換えた理由の一つはこちら。

初代は、画面サイズも小さく、どうしても「暫定的に使う時のための画面」という意味合いが強かったです。
メインディスプレイを開ければ、というお話ですが、開くのは両手でしっかりと開く必要がありますので、若干手間であり、片手しか使えないシーンでは開けません。

「Galaxy Z Fold 3」はほぼ縁なしのディスプレイサイズですので、普通に使えます。
※「2」から大型ディスプレイになっています。

幅はスリムなのですが、ブラウジングなどで、幅が狭くて困ることはないです。
(ゲームはさておき、困るのは動画くらいでしょうか?)

「iPhone 12 mini」と比較しても、カバーディスプレイの方が使いやすいくらいです。

カメラ撮影は、大画面を活かしている

少し面白いのが、カメラ撮影。

カメラ画像と、撮影した写真が一緒に表示する設定ができます。
撮影しながら、直前に撮影した写真がブレていないかな、とチェックできます。

少しだけ折りたためるのは便利

初代ではできなかった技です。

ノートPCのようにタイピング・・・なんてことはやりませんが、三脚いらずで動画撮影できるのは便利だと感じました。

指紋認証、顔認証の双方に対応

コロナ禍において必須の指紋認証。
しっかりと搭載しております。

防水は、やはり安心

IPX8規格の防水性能。

突発的な雨や、コロナ禍で頻度が上がった手洗い後、飲み物をこぼした時、、、などの心配もなくなりました。
(防水とはいえ、水ではないものは注意が必要ですが。)

バッテリー持ちも、特には気にならない

元々「充電ができる環境にいることが多い」「ガチで使う時はモバイルバッテリーを持ち歩く」ということで、そもそもあまり気にしていません。

「iPhone 12 mini」ではさすがにバッテリーが心細く感じることがありましたが、「Galaxy Z Fold 3」で気になったことはありません。

折りたたみの不安はほぼなくなった

初代「Galaxy Fold」を使っていて、何か問題が発生したことがあるわけでは「ありません」。

しかし、やはり「初もの」であるのと、「時間の経過で何か問題が発生してくる」リスクは読めないものでした。
(特に、初代発売前の不具合報告は、故障レベルのものでしたし。)

3代目ということで、そうした品質面の不安はなくなりましたね。

残念な点

ディスプレイの折り目は、初代と感覚変わらず

折り目は、見えます。

特に、斜めから画面を見ると、折り目が顕著に見えます。
(さらに、白地の表示の場合、より目立ちます。)

ただ、不思議なことに、使っているとあまり気にならなくなります。
これは、使う時は「端末に対して正面」にいて操作するため、折り目が見えづらくなるというのもあるかもしれません。

このあたりは、初代と特に変わった感はありませんでした。
(折り目が見えづらくなってるー、とは全く思いませんでした。)

Sペンは本体に収納したかった

こればかりは、残念。

これだけディスプレイやカメラを搭載してスペースがないのは理解できますが、純粋に、不便です。

カバーディスプレイ使用時は、重い

端末は重いです。(約272g)
(iPhone 13 Pro Max は約238g)

しかし「タブレット」と考えると、軽いです。
(iPad mini 6は約293g)

折りたたんだ時は重さを感じますが、開くと軽いと感じる。
これまた不思議ですね。

防水ではあるが、防塵ではない

折りたたみ部分がどうしても稼働しますので、防塵は難しかったのかもしれません。

砂嵐が吹き荒れる中で使うことはめったにありませんが、気をつける必要はありますね。

カメラの質は、今となっては普通か

広角、超広角、望遠、としっかりと3つのレンズを搭載しています。
(さらには、それぞれのディスプレイにインカメラがあるため、計5つのレンズを搭載)

ただし「iPhone13 Pro」のような、カメラをグリグリと推しているような機種ではありません。

極上のレンズではなく、普通に撮影できる、というレベルのものです。
カメラにこだわる方には、物足りない感があります。

インカメラはパンチホールでもよかった?

メインディスプレイのインカメラは、ディスプレイ下に埋め込まれ、一見見えないような形になっています。
ぱっと見、カメラがないようにも見えますが、意識すれば「ある」ということも分かります。

完全にディスプレイと同化するのであればよいのですが、存在が分かるといえば分かるので、イマイチな感がします。

埋め込みとなった弊害として、少しぼやけた映りになるそうです。
ビデオ会議などに使われる場合は、ご留意ください。

カバーディスプレイ←→メインディスプレイの切替時にアプリが落ちることがある

前回、カバーディスプレイで使っていて、メインディスプレイでそのアプリを起動したら落ちることがあります。
(逆もしかり)

画面リサイズ等の問題かもしれません。

もう一度起動すればよい話ではありますが、若干気になります。

手を出しづらい価格帯

とにかく「高い」ということに尽きるでしょう。
普及する価格帯にはまだまだ遠いです。

スマホ+タブレットを購入する方が安いです。

評価、コメント

総評:★★★★☆

初代から比べると、着実に一つ一つが進化していると感じました。
あえていうなら、あとは以下を改善していく形でしょうか。

  • Sペンを本体に収納できるようにする
  • カバーディスプレイでもSペンを使えるようにする
  • 折り目を見えなくする
  • 防塵対応
  • インカメラの存在を本当に見えなくする
  • 軽量化
  • 価格を下げる

元々、初代「Galaxy Fold」でも読書体験は満足のいくものでした。

しかし、「Galaxy Fold(抜群の読書体験)」+「Galaxy Note 20 Ultra(抜群のSペンの書き心地)」=「Galaxy Z Fold 3」ということだと考え、今回購入に踏み切りました。
結果は満足です!

ということで、「Galaxy Fold」も「Galaxy Note 20 Ultra」を売却しました。
どちらも素晴らしい端末でした。

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「カバーディスプレイ」や「Sペン」の利用は以下のような状況です。
シーンに応じて使い分けできているので、気に入っています。

  • 電車で移動する際は、カバーディスプレイを使用。
  • 電車に座れた時は、メインディスプレイを使用。
  • カフェ等で読書する際は、メインディスプレイ+Sペンを使用。

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