「改正プロバイダ責任制限法」が、2022年10月1日に施行されました。(施行済です)
「プロバイダって?」みたいな名前の法律ですが、今まであまりよろしくないことをされていた方は、要注意な内容となっています。
今回は、その施行された「改正プロバイダ責任制限法」について見てみます。
「改正プロバイダ責任制限法」って?
いわゆる「SNSやインターネット上での誹謗中傷」に対して、被害者が訴えやすい仕組みを作ろう、というのが大きな方向性となります。
「プロバイダ責任制限法」は、インターネット上で他人の権利を侵害する情報の流通に対して、流通に関与するプロバイダ、すわなち「アクセスプロバイダ(「ぷらら」とか「NURO」等のインターネットに接続する業者)」や「コンテンツプロバイダ(電子掲示板やSNSなどのサービス提供者)」に、適切な対応を促進するために2001年11月に制定されました。
責任の明確化や、発信者情報の開示請求に応える、といったものです。
インターネット上で誹謗中傷を受けた場合、その発信者を特定しないと訴えることが困難です。
「コンテンツプロバイダ」にIPアドレス(接続元情報)を開示してもらい、次に「アクセスプロバイダ」にその接続元を特定してもらうという、2段階のステップが必要でした。
それが、今回、1回の手続きで行えるようになります。(手続き費用面でも低くなります)
※いずれにせよ、開示要求は裁判所を通す必要があります。
研究会のまとめ資料がありますので、ご興味ありましたらどうぞ。
発信者情報開示の在り方に関する研究会 最終とりまとめ(総務省) >>>
訴えられない対策は・・・
単純な話ですが、ネット上であっても「真摯にやりとりする」。
それだけかと思います。
逆に、言われのない誹謗中傷を受けたとき。
訴えやすくなったということでしょう。
これは、個人でなくとも、企業でも同じことが言えますね。
なぜか勘違いしがちですが、インターネットを使う以上「情報は全てとられていて、個人も特定される」と思って行動した方がよいですね。
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