「チャットボット」。
さまざまなサイトで「チャット」ができる機能がありますが、その自動応答を可能にする仕組みですね。
そうした「AIチャットボット」の1つ、「BlenderBot 2.0」というオープンソースが公開されました。
(Facebook AI Research提供)
今回は「BlenderBot 2.0」に関してです。
(エージェント指向も・・・)
「BlenderBot 2.0」は何がすごい?
チャットボットの基本的な仕組みは以下となります。
- 文章を理解する(精度はさておき)
- 事前に準備(学習)したデータベースから応答をする
つまり、それぞれのチャットに適した内容を準備し、設定していく形です。
また、準備(学習)した時点でのデータとなるため、基本的には、その後に発生した事象に対する応答はできないことになります。
これが「BlenderBot 2.0」だと以下が実現できるとのこと。
- 会話した内容を記憶し、今後にそれを活かした応答ができる
(その人固有の情報を覚えておいて、後で使える) - 会話中に、バックグランドでググって情報を収集することができる
(世の中の最新の情報を取得し、活用できる)
これは、各分野ごとに作って行く必要があったチャットボットを、汎用的に使えるようになると意味しています。
より簡単に利用できるようになることが期待できますね。
人間もうかうかしてられない・・・?
「BlenderBot 2.0」の動きは、人間がやっていることに近いと感じました。
また、技術的には精度が上がっていくことは間違いないでしょう。
(データが蓄積されればされるほど、基本的には精度は上がっていく)
そうなると、当然「人間が対応する意味は?」が考えられていくことでしょう・・・
エージェント指向
と、当メルマガを書いていて、「そういえばエージェント指向ってあったな・・・」ということを思い出しました。
かれこれ、もう20年くらい前のことでしょうか。。。
「エージェント指向」の意味は《agent-oriented》ソフトウエアやコンピューターシステムの設計概念の一のこと。W…
「エージェント指向」とはソフトウェア設計の概念の1種で、おそらく、実用化できているプログラミング言語はないと思います。
(違っていたらすいません・・・)
誤解を恐れずにシンプルに書くと、以下のようなイメージになります。
「やりたいこと」を伝えるだけで、「やりたいことを実現してくれる」というイメージ
例えば「ジュース飲みたいなあ」と指示すれば、「ジュースが目の前に用意される」というイメージです。
ジュースをどのように用意すればよいかは、プログラムが解決するのです。
冷蔵庫から取ればよいだけかもしれない。
コンビニに買いにいく必要があるかもしれない。
だけど、プログラムへの指示は「やりたいこと」を伝えるだけでよいのです。
人に依頼するのと似たようなイメージですね。
こういったプログラミングをするのは相当な難易度です。
全てのケースを想定し、それらを実現できるロジックを作り、実装する。
・・・現実的ではありませんね、、、
(現実的に難しいので、実用的な言語がないのですが)
しかし、もし、プログラムがググって、最適と思うやり方を判断して、それを実行できるとしたら・・・
もしかすると、もしかしますね?
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