【メルマガ】盛り上がるプライバシー問題。プライバシー第一の検索エンジンもあります。(2021年04月06日)

iOSアプリの「端末追跡」が許可制になる時が近づいてきました。

「端末固有のID」を使うことで、「この人」がどのようにアプリを使っているのか、などが提供者側に分かるわけです。

この「端末固有のID」のトラッキングを行うために、iOS14.5(と言われています)から「利用者の同意」が必要になります。
トラッキングする際に、「許可しますか?」というポップアップが出てくるイメージですね。
「位置情報を許可しますか?」といったポップアップをよく目にするかと思いますが、アレです。

すでに、iOSアプリの審査で、対応していないアプリは「非承認」されているようで、まもなくリリースされると言われています。

何が問題?

「端末固有のID」を使わせない、ではなく、「同意をもらってから使いましょうね」というルール変更。
これに、Facebookなどの広告界が猛反発をしております。

このような同意が必要となると、おそらく大半の人が「同意しない」を選択。
トラッキングの精度が落ち、広告のターゲッティングが弱くなり、結果的に効率が落ちる(費用対効果が下がる)ため、広告事業に大きなインパクトがあると考えられるためです。

ニーズに合った広告を受け取ることが悪いこととは思いませんが、そのためにパーソナルな情報が大量に吸い上げられている、と思うととても難しい問題です。
広告を見たくてアプリを利用しているわけではないですからね。

なお、当初はiOS14でリリースされる見込みでしたが、猛反発があったため、リリースが延期されております。
(それがまもなくリリースされるのでは、と言われています。)

検索エンジン(ブラウザ)も、大量のプライバシー情報を収集

さて、話は変わり、もはや必要不可欠と言える検索エンジン。
Google検索やBingといったものですね。

こちらも、プライバシー問題で盛り上がっております。

検索履歴やサイトの使い方など、膨大な情報が吸い上げられています。

そんな中、プライバシーを第一とする検索エンジンもあります。
「DuckDucoGo」が有名です。

最強のGoogle検索には検索精度で劣る感覚はありますが、プライバシーを気にされる方は試していただくのもよいかと思います。
(特に費用はかかりません)

プライバシーと利便性のバランス

プライバシーと利便性は切っても切れない関係です。
よりパーソナルな情報を提供すると、それに対応したサービスを提供できるようになる、というのはご理解できるのではないでしょうか。

コンシェルジュサービスなども、それに近いものでしょうか。

ただし、ITに関して言うと「勝手に吸い上げられている」という感覚が強いのが、問題なのかもしれません。

今後も、プライバシーについてはどんどん問題が出てくるでしょう。
うまく付き合っていく必要があります。

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今後、より重要なものとなっていくでしょう。

AIについても、考えていく必要がありますね。

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