【製品レビュー】VRの進化に期待大!VRヘッドセット「Oculus Quest」

しっかりと「VR」の製品として成り立っていて、かつ値段もお手頃な「Oculus Quest」。
本日(2020/9/17)、その後継機「Oculus Quest2」が発表、先行予約が開始されました。(発売日は2020/10/13)

「Oculus Quest2」は、基本的には「Oculus Quest」の性能アップ版の模様。
「Oculus Quest」で細々と遊んでおりますので、一度、ここで製品レビューいたします!

「Oculus Quest」って?

VR(仮想現実)好きの方であれば、間違いなくご存じの製品。
Facebook傘下となった「Oculus」(オキュラス)が製造したプロダクトです。

その「Oculus」の中でも、PCや他のセンサーを必要としない「Oculus Quest」というラインナップを販売。
これが大ヒットしています。

※レビューは現行モデルについてで、以下リンクは2020年10月発売の新モデル「Oculus Quest2」です。

VRゴーグルを利用したことがない方にはピンとこないかもしれません。
専用の「ゴーグル」をつけて仮想空間を体験することができる製品です。

スマホをゴーグルに装着してVR体験、PCと接続して利用するPlayStationVRなど、VRの楽しみ方は色々とあります。
その中でも、この「Oculus Quest」は、コンピューター内蔵の一体型であるため、完全にケーブルレスで楽しめます。

以下だけで、プレイすることができます。

気に入った点

未来の世界が垣間見れる

正直、VRは体験しないとその良さやすごさがが分かりません。
私も、一度体験させていただいて「これは凄い!」と感じ、「Oculus Quest」を購入しました。

ハードウェアはまだまだ進化していくと思いますが、是非、一度体験されることをオススメします。

自身の動きとの連動、コントローラーの反応など、本当にその世界にいるような体験をすることができます。

ケーブルレスで楽しめる

VRを楽しむためにマストだと感じます。

特にゲームをプレイする時は、ある程度動きが発生します。(多少歩いたりします)
そのため、ケーブルがあると、そのケーブルを意識しないとひっかかってしまうため、非常に気をつかいます。

2Dだけど、見ている画面をミラーリングすることができる

スマホやテレビ(ChromeCast)に、Oculus Questで見ている画面を表示(ミラーリング)させることができます。
これで、状況が共有できますので、周りの方も一緒に楽しむことができます。

ただし、ネットワーク環境によるのかもしれませんが、私のWiFi環境では「やや気になる遅延」が発生します。(1秒くらい?)

ソフトウェアも進化中

まだまだ発展途上中の技術ですので、進化が一緒に楽しめます。

先日は、コントローラーの代わりを自分の手で行うという「ハンドトラッキング」が追加されました。(β版ですが)
この技術が確立すると、本当にゴーグルだけで操作することができますね。
(操作、という観点だと、アイトラッキング系の技術も使えると思います。)

OSとしての基本は問題なし

操作説明なども非常に上手なチュートリアルがありますし、アプリストアも完備されております。
基本的なレベルでのストレスはないかと思います。

残念な点

まだ少し重い

571gと、やはり重さは感じます。

装着しているな、という感がある

「没入感」と表裏一体な面はありますが、ゴーグルをそれなりに密着させて使いますので、密着感は高いです。
暑い時は気になります。

特に激しいゲームをプレイするとかなり汗をかきますので、不快感はあります。

バッテリーが持たない

ゲームプレイで約2時間、動画視聴で約3時間です。

少し短いように感じますが、VRゲームを2時間もやるとグッタリですので、プレイ中にバッテリー切れになることは少ないかもしれません。
ただし「毎回充電しないといけない」ということですので、少し手間です。

ゲームがメイン

コンテンツは、まだまだVRゲームがメインの状況です。

もっとビジネス用途で利用できるようになれば、ますます盛り上がると思いますね。

ゲームに熱中しすぎると危ない

動きが激しくなると、リアルな壁にぶつかったりします。

「Oculus」は「ガーディアン」という仕掛けで、プレイする前に「安全なエリア」を設定してからプレイします。
プレイ中、その「安全なエリア」から体が出ると、画像が「カメラで映したリアルな景色」に変わるため、気がつくことができるという仕掛けです。

しかし、勢いよく動くと、気がついても止まれないという・・・

今はゴーグルについているカメラを利用していますが、iPad Proのような「LiDAR」系のセンサーで、より楽に、精度の高い安全なエリアが作れるようになるかもしれませんね。

ゲームがリアルなレベルに融合しすぎ・・・

ゲームがリアル(画像が、という意味ではなく、体との連動が、という意)になればなるほど、リアル世界のレベルのままになってしまいます。

例えば、卓球ゲームを買ったのですが、私、卓球は得意ではありません。
ようするに、コンピューターにまったく勝てません。笑

もちろんゲームによるでしょうけど、身体能力がゲームに反映される世の中になってくるかもしれません。
これこそ、現実に近いe-sportsですね。

また、真面目に体を動かすゲームは、普通に疲れます・・・笑

プレイしている姿は、、、少しマヌケ?

VR普及の最大の壁は、ここにあるかもしれません。

周りから見ると、正直、変です。笑

評価

評価:★★★★☆

これからの新しいビジネスを考えるのであれば、VRは一度体験しておくべきだと考えます。

今、どのような技術レベルになっているのか。
どんな感覚が得られるのか。

それがないと、大きな見落としをしてしまうかもしれません。

VRゲーム自体は、かなりクオリティが高いです。
もちろん、ゲーム目的でご購入されるケースもまったく問題ございません。(というか、こちらが普通ですね。)

今でしたら、是非、「Oculus Quest2」を狙っていただけるとよいかと思います。

余談

こんなアプリがあったらいいな、と思うものをいくつか。
(すでにあったらごめんなさい)

実はかなりのアプリがすでにリリースされておりますので、ぱっと思いつくようなアプリは大抵あったりします。

VR 道案内アプリ

新しい場所に行く時、道に迷わないか不安になることはありませんか?

Googleストリートビューなどの情報と連動した、事前に道を予習しておけるアプリです。

VR会議アプリ(リアル版)

アバターが表示されるのではなく、本当にその方がVR空間上に表示されて会議ができるアプリ。

本人自体もカメラで映さないとダメですし、そもそもゴーグルしている顔が映っても、、、と、課題は盛りだくさん。(多分)

※本当にその方を表示したいか、は議論の余地あり。。

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